【2022年03月03日】現在、最も注目されている本ベスト10【ノンフィクション】

本・電子書籍

今週、Amazonで最も注目された本をカテゴリ別に毎週更新しています。買いたい本が決まっていないときの参考にどうぞ!

1位 ジェイソン流お金の増やし方

著者:厚切りジェイソン
発行日:2022年03月18日

トップレビュー

投稿者:Dragoña
人それぞれ
投資の成功法は人それぞれだなーと思いました。株はやるけど不動産に手を付けないという事だけど、私の尊敬するスピリチュアリストは不動産はやるけど株に手を付けない。人に騙されたり波乱万丈な人生とお聞きしましたが今はお金貯まっていそう。しかも社会的に成功している。私も自分なりの投資法で1億超せました。もちろん私にも失敗経験があり900万円負債出した事もありました。何らかのエッセンスがあると思い本を一読しましたが私の場合は厚切りジェイソンさんのやり方はあまり参考になりませんでした。皆さんも人の意見を鵜呑みにしないでトライアンドエラーをしてみてから自分に合う投資法で行くと良いと思います。トライアンドエラーの経験がないと失敗した時に人のせいにしたり自分の頭で物を考える習慣が身に付きません。「失敗した事ない」事が人生最大の失敗にならないよう健闘を祈ります。

2位 ウイルス学者の責任 (PHP新書)

著者:宮沢 孝幸
発行日:2022年03月25日

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投稿者:

3位 anan(アンアン)2022/3/9号 No.2289[焦がれる気持ち。/田中樹]

著者:
発行日:2022年03月02日

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投稿者:NECO
最高!
今日届きました。色気ダダ漏れセクシーな樹くんのグラビアを堪能してたらインタビュー記事にグッと来てうるうるしてしまいました。グループ愛炸裂で、本当に嬉しい言葉を言ってくれています。買ってよかった!

4位 女のいない男たち

女のいない男たち
文藝春秋
¥1,515(2023/06/26 23:53時点)

著者:村上 春樹
発行日:2014年04月18日

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投稿者:joe ordinary
村上春樹の夢想性愛物語
もっと哲学的な内容の物語かと勝手に期待していましたが、ほとんどセックスの話ばかり。

5位 マルクス・アウレーリウス 自省録 (岩波文庫)

著者:神谷 美恵子
発行日:2007年02月16日

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投稿者:ロックウッド
何度も読み返してます!
世の中の大多数の人と異なる性質を持ってしまったことを恥じ、息を潜めて暮らしてきました。この本は、2000年前の、国も、置かれた立場も違うはずの人が書いたにもかかわらず、わたしの心を癒やし、勇気を奮い立たせてくれる言葉で溢れています。気に入ったフレーズにマーカー(電子書籍版の機能として)を引いて、その前後の文章を繰り返し読むようにしています。一度心にささったものでも、しばらく経つと心から剥がれてきてしまうからです。これまで自分は一体何に苦しんできたのか、今では分からなくなってきたほど、本を読む前の自分の心情が思い出せなくなってきています。自省録を書いたマルクスアウレリウスや他のストア派の賢人に比べれば、自分は逃げ込んだ環境の中で、ぬるま湯に浸かってすっかり心が軟弱になってしまっていただけなのだと思いました。それにしても、五賢帝である彼でさえも本の中で自分を褒め称えることなどせず、ひたすら自己を省みている様は、誠に感嘆と尊敬に絶えません。また、平易な日本語訳を作成してくださった神谷美恵子氏への感謝も然りです。

6位 FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

著者:ハンス・ロスリング
発行日:2019年01月11日

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投稿者:目覚めぬ人
半分のページ数ですむ話です
世界の全体像を更新したい40代以上の人にはもってこい、の本です。特に生活レベルを四段階に分けて世界を眺めているのは秀逸なアイディアです。とても分かりやすく、本をあまり読まない人にもお勧めです。しかし、何故、評価の星が二つなのか? それは余談が多すぎるのと繰り返しの説明が多すぎるのです。重要なのは多めに見積もっても、初めの100ページ程度。日頃、ニュースの裏側や世界について考えている人には、不要と思われます。本当は星三つぐらいは付けてもいい内容なのですが、この著者の世界観には共感できません。この本にたびたび「世界はよくなっている」とでてきますが、この場合の「世界」とは「人間社会」のみを限定的に指しているに過ぎません。自然保護区が陸地の約15%に達したと本書にはありますが、地球上の森林の約50%はすでに失われ、今現在も九州ほどの面積の森林が毎年消失し続けている事実は載っていません。そして、土地の干ばつ、乾燥化や砂漠化もとまりません。トラやパンダ、サイなどの哺乳類は絶滅寸前の危機的状況から改善しつつある、という事実は載っていますが、生物の絶滅のスピードが最小限に見積もっても自然絶滅の100倍以上の速さで進み、急速に生物の多様性が失われているという事実は載っていません。更に「DDTで死んだ人間はいないのだから、使えばよい。難民キャンプで蚊が媒介する伝染病を防げるから」と書いていますが、ネオニコチノイド系の農薬によって蜜蜂やトンボが大量死している事実には触れていません。海洋資源については一言も触れておらず、水温の上昇や乱獲、水質汚染、マイクロプラスチックやバラスト水による生態系の変質などより、年々、悪くなっていることも(意図的に?)無視しています。海の森林と呼ばれるサンゴ礁の死滅などは全世界的に進行し、もはや壊滅状態です。約400ページもある本で世界について語っているのに、今、現在も続く大量生産・大量消費の社会(レベル4の生活)について何の懸念も書いていないのは違和感があります。この本の中に、「あなたには(著者のこと)ビジョンがない」とアフリカの女性に批判されたエピソードが載っています。正にその通りです。「このままで、結構いい感じじゃない?」という結論で終わっています。世界について語っている本なのに、この本にはビジョンがないのは残念としかいいようがありません。追記(2020.12.31):『グレタ たったひとりのストライキ』(海と月社)にこの本について書いている所があるので紹介します。P142 『ロスリング家の3人が書いた「ファクトフルネス」は素晴らしい本だが、気候および持続可能性の危機については差し迫った問題として扱われていない。』この文章の後、希望的観測を謳うファクトフルネスに対して、それでいいのかと疑問を呈する文章が続きます。興味のある方は是非ご一読を。

7位 すばらしい人体 あなたの体をめぐる知的冒険

著者:山本 健人
発行日:2022年02月04日

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投稿者:早乙女 輝(Hikaru Saotome)
史上初!体をめぐる知的冒険体験を可能にした本!
本書は医師である著者が人体についての不思議を楽しく説明した本である。著者は我々読者を。まるでディズニーのアトラクションを案内するかのごとく、人体の知的冒険につれて行ってくれます。私は生存率が低い癌だと医師に告知され、頭が真っ白になりました。当時まさか自分が癌にかかるとは夢にも思いませんでした。私は現代医療についてや、がんの知識にも乏しく、また人体のことについても全く理解していませんでした。がん告知当時にこのような人体の本を探しまくっていました。その時代に私が購入した本は、専門書ようなものしかなく、難しかったです。だから人体や骨の絵や写真を眺めてばかりでちっとも理解できませんでした。本書は、著者が研修医時代から感じていた人体の神秘的な働きについて、より信頼性を増す為に巻末に80以上の出典が掲載してあり、とても説得力があります。以下は本誌をより読者に理解してもらうため、各章を私なりに工夫して、詳細に記載させていただきました。ご参考にしていただけましたら幸いです。【第一章】最初の章では、「人体の構造がいかによくできているか」を具体的な例でわかりやすく紹介されています。また、「それが病気によって失われるとき、 あなたにどんな “不足 や快が起こるのか」を、脳や心臓から肛門に至るまで、さまざまな臓器も取り上げられ詳しく説明されています。【第ニ章】この章では、人がどのような経緯で「病気」という状態に至るのか?病気と健康の境 界はどこにあるのか?がんや心疾患、感染症などを例に、 人は何によって命を失うのか について詳しく述べられいます。【第三章】この章では、医学の歴史において転換点となった大きな発見、今私たちが享受する医 学の基礎をつくったヒポクラテスやロベルト・コッホなどの偉人たちの功績が説明されています。私は初めて聞くお話ばかりだったので、昔の世界に引き込まれていきそうになるくらい興味深い話でした。また、レジェンド達の成し遂げたことが、今の臨床で 「いかにして生きているか」を、著者が医師の目 線で解説してくれています。【第四章】この章では、誰もがよく知る過去の事件・事故から、食中毒やエコノミークラス症候 群、寄生虫感染症などを例に、私たちの健康を脅かす身近な危険や健康にかかわる知識を紹介されています。【第5章】みんなが知っている体温計 血圧計、内視鏡などを例に、医療現場で活躍する道具、器械な どを紹介し、医学に進歩をもたらした科学技術について書かれています。以下は、Amazonの紹介欄では省略されていた、【目次 】をより詳細にわかりやすく、私なりに工夫して、全部記載させていただきました。こちらのもくじだけで、作者が読者に伝えたいことや、本文の内容もかなり理解できるかと思います。【第1章】〜人体はよくできている〜『私たちの体は重い』・立ち上がることができますか?・宇宙飛行士と筋肉『意外に知らない目の働き』・あなたの視野はかなり狭い ・盲点の実験・明順応と暗順応『目の動きをコントロールする力』・この本を揺らして読めますか?・耳は平衡感覚を司る『涙の理由』・涙と鼻水はなぜ一緒なのか?・耳と鼻もつながっている『舌が持つ多彩な機能』 ・「味を感じる」以外の役割・味蕾は年齢とともに減る『おたふく風邪と唾液腺』・一日に分泌される唾液の量・唾液の働き『頭から大量の血が流れても重症とは限らない』・頭皮は出血しやすい・目の周りがパンダになったとき『心臓の拍動のしくみ』・心臓にまつわる人類の疑問・心臓は筋肉でできている『脳が呼吸をコントロールする』・呼吸の不思議 呼吸を止めても……・肺は風船のようなもの『ピロリ菌とノーベル賞』・胃がんの最大の危険因子・ピロリ菌の発見『便はなぜ茶色いのか』・十二指腸は交通の要所・赤い便・黒い便・白い便『本当に怖い膵臓の外傷』・膵臓の特殊な性質・管腔臓器と実質臓器『腸の長さと人体の「遊び」』・人体の「遊び」・「盲腸」という病名のまちがい・臓器にも個性がある『おならは何でできているのか?』・おならとげっぷの共通点 ・何かを食べると便意を催す理由『とてつもない肛門の機能』・実弾と空砲・肛門の外傷は必ず防ぐべき・人工肛門はどのようなものか?『がんが転移する臓器は偏る』・肝臓は人体の「物流基地」・肝臓の解毒作用・なぜ黄疸が出るのか?『陰茎はどのように伸び縮みするか』・ダビデ像のリアルな造形・尿道の長さは男女で違う『あなたはできますか?——深部感覚』・あなたはできますか?・健康な人が床ずれにならない理由『肘をぶつけるとなぜ電気が走るのか?』・しびれるのは薬指と小指だけ・血管の走る場所【第2章】〜人はなぜ病気になるのか?〜『人は何が原因で命を落とすのか』・日本の死因別の死亡率・「がんが死因」が増えた意外な理由・人が死ぬ最大の要因は……『何も飲み食いせずに生きていく方法』・どのくらいの水と栄養を摂るべきか ・「摂取不足」によって起こる病気・日本の国民病だった「脚気」『病気と健康の境目はどこにある?』・意外に難しい問い ・「がん」か否か・「リスク因子」の発見『免疫は「自己」と「非自己」を見分ける』・免疫の二つの方法・ワクチンのしくみ『アレルギーが起こる理由 』・無害な相手を敵と見なす・免疫が誤作動を起こす病気・がんと免疫の深いかかわり『がんと遺伝子』・遺伝するがん・体の設計図と遺伝子・親から引き継ぐ遺伝子の変異・DNAという暗号文・遺伝子という「概念」を発見した偉人たち『ミクロの世界で起こる「進化」』・ダーウィンの恐るべき慧眼・病気であることが「有利」になるとき【第3章】〜大発見の医学史〜『医学のはじまり』・アスクレピオスの杖・医師の君主ガレノス・ヴェサリウスの革命的な偉業『血液は循環している』・ハーヴィーの実験・医学の世界の革命『顕微鏡の発明と感染症の原因』・顕微鏡が明らかにした世界・十八世紀以前の瘴気説・世界初・手洗いの効果を示した産科医『すべての細胞は細胞に由来する』・病理学者の慧眼・根強かった自然発生説『消毒を広めた外科医』・リステリンの由来・微生物学の巨人・魔法の弾丸『偶然が生んだ大発見』・戦地における感染症・ノルマンディー上陸作戦を支える『顕微鏡でも見えない病原体』・細菌とウイルスは全く異なる・ウイルスの増え方・感染症とワクチン・B型肝炎ウイルスとノーベル賞・奇跡の技術『免疫が破壊される病気』・ある奇妙な報告・性感染症患者の傾向・不治の病が治る病気に『日本で生まれた全身麻酔』・誰も想像できなかった・全身麻酔を広めた歯科医たち・論争と悲劇の結末『糖尿病は恐ろしい』・失明原因の第三位・奇跡のインスリン発見・遺伝子工学の成果『ギネスブックに載った「痛み止め」』・痛み止めの歴史・アスピリンで痛みが止まる理由【第4章】〜あなたの知らない健康の常識〜『自分の血液型を知る必要はない』・血液型申告の不思議・たくさんある血液の型・Rhの発見・日本人と血液型診断『あぶない寄生虫アニサキス』・胃や腸の壁に突き刺さる・アニサキス症を予防する方法『最強の猛毒ボツリヌス』・極めて強力な神経毒・三十八億年前の地球・自然界に存在する猛毒『生肉についての誤解』・新鮮な生肉は……・食中毒を予防する方法『誰にでも起こりうるエコノミークラス症候群』・血栓が肺に詰まる・病院でも行われる血栓症対策『すり傷の正解』・消毒液は傷の治りを悪くする・うがいの効果は限定的『医療ドラマと全身麻酔』・よく見かける覚醒の場面・「麻酔」と「鎮静」は異なる【第5章】教養としての現代医療・『体温はすごい』・私たちの持つ恒常性・体温計はどのように生まれたか『体の中を覗き見る技術』・透視する光線・体の断面を見る技術・「CTよりもMRI」は誤解 『聴診器と二つの音』・聴診器の発明・死亡確認の際に必要なこと・アイントーベンの三角形『ある日本人が発明した画期的な医療機器』・赤血球とヘモグロビン・医学史に残る偉業『酸素ボンベと人工呼吸器』・地球上の空気の組成・鉄の肺『穴を開けて行う手術』・へそに穴を開けても大丈夫・ロボットが手術する?・内視鏡にまつわる誤解・世界最初の胃カメラ『驚くほど進化した手術器具』・人名のついた鋼製小物・裁縫と手術の違い・メスは意外に使わない『なぜ医師のガウンは水色なのか?』・目の疲れを軽減・よく使われる「使い捨て物品」・N95マスクは息苦しい『血液はどうして赤いのか?』・透明な輸血・「血液をそのまま輸血」はほとんどない・息を呑むほど美しい自然の摂理【おわりに】【読書案内】【参考文献】【まとめ】最後まで、レビューをお読み下さりありがとうございます。本書に医学の楽しさを伝えてもらい、私たちにより多くの人の知的好奇心を満たしてくれる本でした。【レビューを終えて一言】『私の知りたかったがんや病気、体のことがよくわかってスッキリしました。著者に感謝です。』生きている人、みなさまにお薦めしたい一冊です。

8位 SixTONES 2022.4-2023.3 オフィシャル カレンダー (講談社カレンダー)

著者:講談社
発行日:2022年03月04日

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9位 エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する【限定特典付】

著者:グレッグ・マキューン
発行日:2021年12月08日

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投稿者:Amazon カスタマー
無駄な努力を0%にして、成果を100%にする
数年前に読んで強く衝撃を受けた『エッセンシャル思考』の続編(?)が!!発売日は12/8になっていましたが、Kindle版はもう購入できるようなので早速ポチり。エッセンシャル思考は「何を」やるか、だった。エフォートレス思考は「どのように」やるか、を極める技術だそう。ふむ。本書を読み終わって、『あー、努力って本当に「量」じゃないんだな……』と、しみじみ。頑張っても上手くいかないとき、どうしたらいいか、「他の方法で頑張ろう」と思うのが普通。日本人は特に「頑張ることがエライ」「努力は美しい」と思いがち。「苦労は買ってでもしろ」とかね。いやいや、でもそれって「うまくいかない努力」だったな、と。本書の中で『「うまくいかない努力」がある一定のポイントを超えると、努力が結果に結びつくどころかパフォーマンスが低下する』という指摘。(あるある…)例えば、ほとんどの人があてはまるだろうココ。わかりすぎて辛い。—————あなたにも経験がないだろうか。人と仲良くなろうと頑張りすぎて、相手に引かれる。仕事で評価されようと必死になりすぎて、逆に能力のない人だと思われる。眠らなければと焦りすぎて、目が冴えてしまう。リラックスしよう、いい気分でいようと思うあまりに、逆にリラックスできず、憂鬱になってしまう—————がむしゃらに頑張ることは美しいことではなく、自分を痛めつけているだけだったのだ。でも、エフォートレス思考は決して「楽をしろ」ということではない。【適切な方法で最短の道を選んで進め】ということ。そしてエフォートレスな行動は、シンプルで、とってもハッピーな結果がついてくるということ。読後、「よし!エフォートレス思考になるぞ!」で終わらせないようきちんと行動が起こせるようにアクションプランを示してくれているのが有難い。・エフォートレスな精神を手に入れる5つの日課・「xをしたらyをする」習慣法則・あいまいなゴールを明確なイメージに変えるプラン・「今」というのは2.5秒の積み重ね・頭の中の不用品を手放すには・判断ではなく傾聴する 等々…。すぐに全てを実行するのは難しいかもしれないが、本書に掲載されているやり方で、思考の癖を変えていくことはできそう。仕事だけではなく、人間関係の悩みやあらゆることに役立つ一生モノのスキルになる予感。『エッセンシャル思考』を読んでいなくても十分楽しめるつくりになっていたが、読んでいれば更に深まること間違いなし。前作を裏切らない大満足な1冊だった。何度も読み込んで、実践して、自分に落とし込んでいきたい。

10位 現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全: 脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!

著者:佐々木 俊尚
発行日:2022年05月28日

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投稿者:ラブ51
悪くはないが、一部は古すぎて使いにくいノウハウ
佐々木 俊尚さんは、日本を代表するジャーナリストであり、情報の使い手であると思う。本の読み方や情報の扱い方の本質的な部分は、多くの人にとってかなり参考になるはず。私はこの本を楽しみにしていたが、良い部分と悪い部分が同居していて、評価の難しい書籍といえる。読み手のレベルがある程度高ければ、必要な個所のみを参考にすればいいだろう。問題は、読み方や情報の扱い方に慣れていない人だ。著者は1961年生まれで現在60歳のため、やはり、具体的な情報の扱い方などが古く今から情報の扱い方を学びたい人には、不向きな内容が含まれている。情報の具体的な扱い方は、もっと若い世代の最新のやり方を学んだ方がいいだろう。タイトルが「読む力最新スキル大全」となっている。最近はやりの大全だが、あくまでも佐々木俊尚さんのやり方なので大全とは言えないと思う。副題の「現代病集中できないを知力に変える」につても十分に答えているとは言えないだろう。一番気になったのは、日本語メディアだけに偏っていることだ。重要な情報の多くは英語メディアである。翻訳を読めば済むと考えている日本の知識人が多いが、大きな間違いである。翻訳で読むのと、著者の言葉で直接読むのでは、伝わって来るパワーがまったく違って来るからだ。佐々木俊尚さんも英語のメディアにはほとんど触れていないことはよくわかった。ウォールストリートジャーナルの記述も出てくるが、おそらく日本語版だろう。

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