【2022年03月04日】現在、最も注目されている本ベスト10【ビジネス・経済】

本・電子書籍

今週、Amazonで最も注目された本をカテゴリ別に毎週更新しています。買いたい本が決まっていないときの参考にどうぞ!

1位 ジェイソン流お金の増やし方

著者:厚切りジェイソン
発行日:2022年03月18日

トップレビュー

投稿者:Dragoña
人それぞれ
投資の成功法は人それぞれだなーと思いました。株はやるけど不動産に手を付けないという事だけど、私の尊敬するスピリチュアリストは不動産はやるけど株に手を付けない。人に騙されたり波乱万丈な人生とお聞きしましたが今はお金貯まっていそう。しかも社会的に成功している。私も自分なりの投資法で1億超せました。もちろん私にも失敗経験があり900万円負債出した事もありました。何らかのエッセンスがあると思い本を一読しましたが私の場合は厚切りジェイソンさんのやり方はあまり参考になりませんでした。皆さんも人の意見を鵜呑みにしないでトライアンドエラーをしてみてから自分に合う投資法で行くと良いと思います。トライアンドエラーの経験がないと失敗した時に人のせいにしたり自分の頭で物を考える習慣が身に付きません。「失敗した事ない」事が人生最大の失敗にならないよう健闘を祈ります。

2位 本当の自由を手に入れる お金の大学

著者:両@リベ大学長
発行日:2020年06月19日

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投稿者:あにあに
盲目的な信者になってはダメ
お金の一般常識入門といったカンジで、この手の情報に疎い人には良い入門書になると思います。収入を増やす項目より、支出を抑える項目の方が参考になりますね。ただ、個人的に気になるのは盲目的な信者の皆様。学長は過去の統計からインデックス投資を取り上げていますが、もちろん株価が今後上がる事が保証されているわけではありませんのでご注意を。学長の動画でもいつも言っていますが「世界が良くなるならインデックスも上がる傾向」「統計的には上がる確率が高い」とだけ言っています。インデックス投資は絶対に得すると盲目的に信じて「暴落は嬉しいです!買い場ですね!」と言ってる人が本当に多いです。学長は「インデックス投資は儲かる」とは一言も言ってません。統計的に上がる確率が高いと言ってるだけですので、30年後に全然増えてなくても学長のせいにしないようにしましょう。あと、これは穿った見方なのですが、例えば楽天証券などからの広告料目当てで口座開設を促す場合、インデックス長期投資をオススメするのは最強の戦略なんですよ。落ちても上がっても「過去の統計からみて長期で持てばみんな勝てる」と言えるわけなので、大暴落が起きて責められる事もないんです。上がってる時は波に乗りましょう、下がってる時は耐えましょう買いましょう、で年中無休で口座開設を促す事が出来ます。別に嘘を言ってるわけではないので最強です。結果が分かるのは数十年後なので責められる事もないですし。私は両学長を疑っているわけでは全然ないのですが、自分ではそこまで過去の統計を信じていないのに口座開設の広告料目当ててでインデックス投資をオススメするようなアフィリエイターは星の数ほどいますのでご注意を。投資は自分の頭でちゃんと考えて完全に自己責任でどうぞ。

3位 だから僕たちは、組織を変えていける ーやる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかた

著者:斉藤 徹
発行日:2021年11月29日

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投稿者:furuyatakenori
これからの時代にフィットする組織をつくるためのバイブル
多くの企業が、コロナ禍の影響もあり、改めてパーパスからビジネスモデル、オペレーションとのフィット(整合)を考え直す時期に来ていると思います。過去の延長線上の経営・運営を続けたままで、業績を回復させようと考えるのは、ナンセンス。これからは、お客さまの一人ひとりに今まで以上に丁寧に対応して、その目的を叶えて差し上げるお手伝いを、デジタルなどの活用なども含めて、きちんとしていくことが大切になるのではないでしょうか。新しいビジネスモデルを構築し、現場レベルで実装し顧客共創が起こるようにするには、なにより現場のスタッフが活き活きと働けるようにすることが大切になります。そのためには、組織づくりに取り組む必要があります。それには、経営者を含む、エグゼクティブが軸になって取り組まなければいけないと思いがちですが、組織づくりは、たとえ現場のアルバイト一人からでもできます。リーダーシップは、肩書ではありません。行動です。だから、現場最前線にいるスタッフ一人からでも起こせるんです。経営者の考え方を変えることもできるんです。そういう行動への勇気を促し、知のヒントを与えてくれるバイブルが、本書だと思います。どうすれば、過去のパラダイムに縛られた組織を解きほぐし、「学習・共感・自走」する組織に変えていけるのか。本書には、その方法が、科学的、合理的に、とても分かりやすく示されています。本書は、多くの立場の方々に役立つと思いますが、できれば、20代、30代の若い現場最前線で働く人々にじっくりと読んでほしいと思います。本書は、今の若者たちがこれからつくりだすだろう新しい日本や日本型組織の「起点」になる書籍だと思います。

4位 多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織

著者:マシュー・サイド
発行日:2021年06月25日

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投稿者:オカモッタロー
私の人生を変えた本の続編!今作も素晴らしすぎ
星を5個しか付けられないのが残念!結論から言って文句なしにおすすめ。私のレビューを読む時間があるならば、一刻も早く買って読んだ方が時間が有益かもしれません。それくらいおすすめです。(興奮してレビューを書いていますので、不快に感じる方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。)今作のテーマは、「ビジネスや組織において、致命的なミスを避けるためには何が必要か?」だ。そしてそのテーマに応えるためのキーワードが、「多様性」である。前作の「失敗の科学」は私の座右の書となっているが、今作もそれと同等かそれ以上になりえる作品だと思う。前作の「失敗の科学」もそうであったように、彼の本の何が素晴らしいって、「我々一人ひとりの意識を根本的に変えにきている」ということだと思う。読む前と読んだ後で、「多様性というものへの考え方、捉え方」が根本から変わると思う。前作を何度も読んでわたしは、失敗に対する考え方を変え、自分の行動習慣に「失敗から学ぶこと」を具体的に取り入れて、人生を変えてきた。今作は多様性についてであるが、同じように人生を変えうる可能性を秘めているということだ。今時は、この本を実際に読まなくても「まとめ」「結論」を検索すれば、その「答え」としてすぐに情報が手に入れられる。たしかに情報は手に入るが、そこに体験はない。それで人生が変わることは絶対にない。腰を据えて、興味をもって、本の中に思い切ってダイブすることでしか、読書を体験に変えることができない。「体験なき読書は、あたまでっかちのザレゴトである。知的好奇心は満たされるが、知恵は増えない。それは自慰行為と何ら変わらない。」これは私の師匠の言葉である。さて、今作は、前作よりも分析力が上がっていて表現も素晴らしいので、今作を単独で読んでも非常に多くの気づきがあるだろう。前作と今作をセットにして読むことでより理解が深まると思うので、ぜひお勧めしたい。というのも、前作は「失敗から学べる組織と、学べない組織の違いとは?」がメインテーマであったが、今作は「致命的な失敗を避けるために必要なこととは?」ということで、根底には『失敗』という共通事項があるからだ。人間にはバイアスが常に働き、ものごとの本質を見えなくしてしまい、失敗を繰り返す。著者の作品に共通するメッセージは、「自分自身の失敗からも先人たちの失敗からも学びを得よう。私たちにはその力があるし、正しく学ぶことで成長していくことができるよ」というポジティブで熱いものであると思うし、私はそこが好きだ。なので、著者の本には一貫したメッセージ性があり、読むだけで熱いものを感じる。さて、この本で著者がいう、多様性とは「色んな人種がいたり、みんな違ってみんないいよね」という当たり障りのないものではない。著者のいう多様性とは「認知的な多様性」であり「多様な思考のこと」である。多様な思考、多様な視点がなければ、物事に潜む危険性に気づくこともできず、チャンスも認識できなかったりする。本書では、「なぜ多様性がそこまで必要なのか?」ということが痛いほどにリアルに具体的に紹介される。例えば、有名ブランドが失敗や、9.11テロ、ダイエットなど数多くのケースから「多様性の必要性」を学ぶことができるが、驚くべきはその読みやすさと面白さである。まるで、小説を読んでいるかの如く巧みな描写や分析力で、頭と胸が熱くなる。これぞマシューサイドである。この本を読めば、いままでなんとなく「多様性って大事だよね〜」と頭だけで理解して分かった気になっていた人たちも、「多様性ってマジで不可欠だろ」とか「我々も多様性を身につけねば、やばいな」と捉え方がガラッと変わるだろう。そうなれば、モノの見方や捉え方が根本的に変わる可能性が出てくるし、生き方にも影響が出てくる場合もあるだろう。そうなればそれは我々の武器となるし、力にもなるはずだ。まさに「多様な思考の力」であり、原題の「The Power of Diverse Thinking 」というのがピッタリであることがわかる。この本のように、読む前と読んだ後の景色がガラっと変わることこそ読書の醍醐味であり、読む価値のある本とはそういうものであると個人的には考えている。最後に、「この本は組織のことが書いてあるんでしょ?それなら俺には関係ないかな?」と思っている人がいるとしたら、それは大きな間違いだということを指摘したい。前作も今作も主に組織にメインフォーカスが当てられているのだが、組織に関わらず、まずは個人個人が「失敗や多様性」について真剣に学ぶべきなのだ。なぜなら組織は個人の集まりにすぎないわけだし。さらに申し上げるならば、組織に属さず、個人プレイヤーで活躍する人も、自分自身の失敗から学び、自分自身の中に多様性を広げていくことは不可欠ではないだろうか?(この点については前作.失敗の科学のレビューでも詳しく書いたのでそちらを見ていただきたい)熱くなってしまい、長くなりましたが、一言で言うと「おすすめ」ということだ。どなたか1人にでも参考になれば幸いです。

5位 やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ (科学的に先延ばしをなくす技術)

著者:大平 信孝
発行日:2021年10月21日

トップレビュー

投稿者:Amazon Customer
すぐ実践できて効果が出る行動のコツ
大平先生の行動イノベーションプログラムを約1年半受講しています。そのため、このレビューもバイアスがあるかもしれません。しかし、あえてこのレビューを書かせていただいているのは本書で書かれたコツを実践して本当に効果が出たと心から思っているからです。本書は行動イノベーションプログラムの集大成のようなものです。行動イノベーションプログラムでの講義で伝授された行動のためのコツが惜しみなく本書で書かれています。私が行動イノベーションプログラムを受講する前は、やりたいことがあってもなかなか行動ができず先延ばしにしていて、そうした自分に自己嫌悪を覚えていました。プログラムを通しこうしたコツを実践して行動の量・質とも改善しTOEIC900点ゲット、年収100万円UPなどの成果を出すことができました。また行動ができ成果をうんだことで自信がつきメンタルも強くなりました。本書ではすぐ実践できて、かつ効果があるテクニックが書かれています。例えばこんな内容です。 * 「10秒アクション」:10秒でできる具体的な行動を考えてすぐやる。やる気があるから行動するのではなく、行動したらやる気が出る。 * 「朝一コマンドメモ」:明日朝イチでやることを前日決めておいてメモし、すぐ取り掛かれる準備をする。 * 「物差しのメモリを小さくする」:0か100かではなく、60点でも”できた”ことを評価する。エッセンスとしては「小さく動く」「気分を上げて動きやすくする」の2つと理解しています。37のコツはそのエッセンスをさまざまな切り口で実践するコツが書かれています。それぞれで「こんな人にオススメ」があるので、それを見て自分に合ったものをやってみれば、すぐやる人に近づくことができると思います。なかなか行動ができなくて後回しになって悩んでいる人には読んでほしいですし、何よりも1つでもいいから実践してほしいです。(大平先生もそのことを望んで執筆をされています。)実践された方の人生できっと何かが良くなると信じています。

6位 2030 半導体の地政学 戦略物資を支配するのは誰か (日本経済新聞出版)

著者:太田泰彦
発行日:2021年11月20日

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投稿者:もんじゃ焼きが
半導体を制するための世界の動きを鮮やかに描き出す
この書き手の書くもの は、いつもメロウで陰影に富む。人間達の蠢き、彼らの感情が行間から漂ってくるような記事が読者を惹きつける。どの新聞よりドライなはずの日経新聞なのに。おそらく他のどんな記者よりも「人」が好きで、無数の人達への取材を重ね、そのほんの上澄みが記事になっているのだろうと思っている。この本も、「半導体」という、情緒が入りようもないようなデジタルの世界を描いた本なのに、「人」の声を軸にして、デジタル化した世界の要となる半導体をめぐる世界の動きを鮮やかに描き出す。21世紀の社会インフラが、道路や橋ではなく半導体であること、半導体を制する者が世界を制し、だから米中が対峙する主戦場が半導体にあることがすとんと腑に落ちた。グローバリゼーションとはなんだったのかと、改めて思う。最近日本で突如ホットになった(気がする)経済安全保障についても、今の議論が日本の通商政策と国家安全保障政策のバランスを考え抜いた上でのものか不安と共に考えさせられた。80年代の半導体をめぐる日米摩擦から今にいたるまでの日本の立ち位置にについても、当時をよく知らない世代の自分にとっても関係者の声を効果的に引用することで日本の苦悩、そして差し込む光が見えてきた。頭がすっきり整理され、考えさせられ、希望も残る。読んで良かった。

7位 エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する【限定特典付】

著者:グレッグ・マキューン
発行日:2021年12月08日

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投稿者:Amazon カスタマー
無駄な努力を0%にして、成果を100%にする
数年前に読んで強く衝撃を受けた『エッセンシャル思考』の続編(?)が!!発売日は12/8になっていましたが、Kindle版はもう購入できるようなので早速ポチり。エッセンシャル思考は「何を」やるか、だった。エフォートレス思考は「どのように」やるか、を極める技術だそう。ふむ。本書を読み終わって、『あー、努力って本当に「量」じゃないんだな……』と、しみじみ。頑張っても上手くいかないとき、どうしたらいいか、「他の方法で頑張ろう」と思うのが普通。日本人は特に「頑張ることがエライ」「努力は美しい」と思いがち。「苦労は買ってでもしろ」とかね。いやいや、でもそれって「うまくいかない努力」だったな、と。本書の中で『「うまくいかない努力」がある一定のポイントを超えると、努力が結果に結びつくどころかパフォーマンスが低下する』という指摘。(あるある…)例えば、ほとんどの人があてはまるだろうココ。わかりすぎて辛い。—————あなたにも経験がないだろうか。人と仲良くなろうと頑張りすぎて、相手に引かれる。仕事で評価されようと必死になりすぎて、逆に能力のない人だと思われる。眠らなければと焦りすぎて、目が冴えてしまう。リラックスしよう、いい気分でいようと思うあまりに、逆にリラックスできず、憂鬱になってしまう—————がむしゃらに頑張ることは美しいことではなく、自分を痛めつけているだけだったのだ。でも、エフォートレス思考は決して「楽をしろ」ということではない。【適切な方法で最短の道を選んで進め】ということ。そしてエフォートレスな行動は、シンプルで、とってもハッピーな結果がついてくるということ。読後、「よし!エフォートレス思考になるぞ!」で終わらせないようきちんと行動が起こせるようにアクションプランを示してくれているのが有難い。・エフォートレスな精神を手に入れる5つの日課・「xをしたらyをする」習慣法則・あいまいなゴールを明確なイメージに変えるプラン・「今」というのは2.5秒の積み重ね・頭の中の不用品を手放すには・判断ではなく傾聴する 等々…。すぐに全てを実行するのは難しいかもしれないが、本書に掲載されているやり方で、思考の癖を変えていくことはできそう。仕事だけではなく、人間関係の悩みやあらゆることに役立つ一生モノのスキルになる予感。『エッセンシャル思考』を読んでいなくても十分楽しめるつくりになっていたが、読んでいれば更に深まること間違いなし。前作を裏切らない大満足な1冊だった。何度も読み込んで、実践して、自分に落とし込んでいきたい。

8位 永守流 経営とお金の原則

著者:永守 重信
発行日:2022年01月06日

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投稿者:じぇい
当たり前のことを当たり前にやる
当たり前のことを当たり前にやってるから実績が身につく。革新的なことは書いていない。愚直で退屈な方法だがそれを徹底してやる。それができない人が多いから遂行している永守さんは突出しているのだと思った。

9位 システムを作らせる技術 エンジニアではないあなたへ

著者:白川 克
発行日:2021年07月22日

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投稿者:佐々木 貴司
実現場・実務に則しており、非常に読みやすい。また、具体的な対策にも言及しており、実活動として活用が期待できます
ユーザにとって、開発完了時のシステムをイメージする事は無理だと思います。また開発者においても、最終形を描きながら進めていく事ができるSEは極めて少ないと思います。システム・SWとは、建物と異なり万人が同様にイメージ化する事が難しいという事でしょう。「いかにゴールを皆で共有できるか」という事がシステム開発においての最初の一歩であり、普遍的な目的であろうかと思います。本書では、ゴールのイメージ化に留まらず、ゴールに向かうための手順・ツールについて、実践経験を踏まえながら言及しており、システム開発に携わる人々にとって、ともて参考になる内容であると感じました。

10位 エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

著者:グレッグ マキューン
発行日:2014年11月19日

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投稿者:godzilla
まあ、そういう事だよね。
普段、こういった自己啓発系の書籍には関心が無いのですが、何故か、たまたま読んでいた書籍の関連項目に出てきて、自分の置かれている状況に向いているような気がして購入しました。本書ではエッセンシャル思考をする人と、そうでない人の対比を示しながら、物事を「より少なく、でもより良く」こなしていく事が勧められています。取捨選択の大切さや、マルチタスクの非合理性を唱えていて、恐らく誰でも生きていれば実感しているような事を丁寧に書き綴っている印象です。恐らく、独特な道徳観や死生観、宗教観のある日本人にとっては真新しいことは何も無いと思います。ここ何年も、海外の成功者、特に欧米人は瞑想(昨今はマインドフルネスと呼ばれますが)や気(チャクラ等)といった東洋の、特に仏教に元を成す文化に熱心ですが、この辺の概念が生まれつき備わっている日本人の私にしてみると、彼らの考えるそうした概念はどうにも胡散臭くて、独り善がりな自己陶酔にしか見えません。本書で言う「エッセンシャル思考」も、言わばそうした考えの上澄みのようなもので、所謂「意識高い系」の人が喜んで食いつくような香りに満ちています。著者は大企業の経営者向けのセミナーやカウンセリング、コンサルティングを営んでいる人のようで、成功しているIT企業の重役といった人物が、エッセンシャル思考の好例、或いは悪例として登場します。各チャプターごとに、そういった人々に著者がどのようなアドバイスをして、彼らが行動や思考を改善し、どんな結果を生んだかを説明していくので、プロセスは分かりやすいのですが、では私を含めた一般市民、その他大勢の人々にも当て嵌められるのかと言うと、どうにも浮世離れした成功者同士の馴れ合いにしか感じませんでした。結局、この本を書いている人も、そこに登場する人も、社会的な勝ち組なんです。そのような人々が如何にご高説を垂れても、私個人としては何も響かないと言うか、「え、だからどうしたの?」という感覚しか覚えませんでした。こういった類の本を敬遠してきましたが、読んでみて改めて感じたのは、何か答えや道しるべが欲しくて自己啓発本を手に取るくらいなら、その時間と労力と金を、自分のやるべき事、やりたい事に注ぐべきだという事でした。これは根性論でもなんでもありません。あのヨーダの言葉の方がよほど私を強めてくれます。「Do, or do not. There is no try.」(やるかやらぬかだ。やってみるでは無い)こういった本を読んで「人生観が変わった」と言えてしまうくらいの小さな人生観なら、そンな人は端から成功なんて出来ないでしょうし、それでもそういった人々に書籍が売れる事で、その本の著者だけがますます成功者になっていく仕組みなんだな、と思いました。

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