【2022年05月04日】現在、最も注目されている本ベスト10【社会・政治】

本・電子書籍

今週、Amazonで最も注目された本をカテゴリ別に毎週更新しています。買いたい本が決まっていないときの参考にどうぞ!

1位 ポケット六法 令和4年版

著者:佐伯 仁志
発行日:2021年09月17日

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投稿者:morokoshi
読むのに支障はないが…
確かに帯はそんなにそんな重要なものではないが、新品を頼んでぐちゃぐちゃな商品が届いたら気分が落ちてしまう。「こんなの気にすんなよ」とか許容範囲と思う人もいるかもしれないが、新品を期待していて届いたときにぐちゃぐちゃだと気分が落ちてしまう人がいることもわかってほしい。

2位 世界2.0 メタバースの歩き方と創り方 (幻冬舎単行本)

著者:佐藤航陽
発行日:2022年03月31日

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投稿者:TK
よくこんな薄い知識で本を書こうと思ったなと言う内容
あまりに表面的な事例をなぞったあと、難しいことを言ってるようで当たり前のことを言うだけでほとんど学びがなかった。note1記事で足りるようなメッセージで、よくこんなレベルで1冊書こうと思ったなというのが辛辣だけど率直な感想。

3位 ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔

著者:小泉 悠
発行日:2022年07月08日

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投稿者:きわむ
興味深いロシアの人たちと著者と落語
日本人とは、考え方がこんなふうに違うのかというのをエッセイとして楽しく読める時間は、いま、とても貴重な時間だった。でも、あとがきに著者が落語やってたというのを読んで「落語くささがない」のに逆に驚いた。テレビやネットでの話し方も、うまいし、どこかユーモアがあるとは思っていたが、落語好き、落語をやってた人の落語くささがあったら嫌だなと思っていたと思うので、素直にすごいなと思った。本当は軍事落語とか新分野を切り拓ける人なのかもしれない。そこ知れない能力を感じた。

4位 【Amazon.co.jp限定特典付】わが子ちゃん1~育児は産む前から始まっている!~

著者:峰 なゆか
発行日:2022年04月23日

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投稿者:Amazon カスタマー
綺麗事だけじゃない育児漫画
峰先生の他の漫画も全部購入するほど好きですがわが子ちゃんと同じくらいの子供がいるのでさらに楽しめました!妊婦の時ってできるだけ穏やかに過ごしたいのになんでこんなにクソジジイが出てくるんでしょうね。ブチギレそうになってたけど先生の痛快な返しにスッキリしました。お母さんになってもこのまま突き進んでほしいです。読み終わる頃には銀だこ食べたくなる。

5位 現代ロシアの軍事戦略 (ちくま新書)

著者:小泉 悠
発行日:2021年05月08日

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投稿者:ばるす
国防ひとまとめ
面白かった。プーチンロシアの軍事戦略について 事細かにまとめた本。内容は 2014年のウクライナ危機、2016年のアメリカ大統領選の妨害、21世紀に予想される陸・海・空の各軍と電子戦と混ぜた ハイブリブリ戦争、4章でこれからのロシアの戦争。非常に長く、緻密だ、素晴らしいぞコムラード! だが読むのは相当にメンドイぜ!兵器名、軍事編成上の単位、聞き慣れない条約名、専門用語が多い。そのため非常にイメージがしにくい。読みにくい!初見殺しだウラー!大衆には売れるはずもねぇぜ 読むやつはインテリかピロシキだ。文字量に目がくらむが、我慢して読みすすめると ロシアの強みと弱みが見えてくるぜ。ロシアとの交渉は一筋縄ではいかない。北方領土の返還交渉で、安倍みたいに 2島返還に譲歩して集結させようなんて、まったくの愚策だ。更に軍備が増強されてしまったぜ。相手は元KGBだ。舐められたら終わりよ。プーチンの経済政策はゴミだが、連邦議会のガバナンス能力は高い。一方 日本は20年失速しているぜ。リーダーがどんだけ無能かがよく分かるな。アホを選ぶと国民の損害に直結するから いいリーダーを国会に送らないといけないってのがよく分かるぜ 敵を知り己を知れば コレ即ちコトレータ。T・デグレチャフ「隣国を知らずして戦うことはできん、祖国を思うなら是非読みたまえ。」

6位 THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す (単行本)

著者:アダム・グラント
発行日:2022年04月18日

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投稿者:serorino
再考にも時間を費やす必要がある
THINK AGAIN、日本語でいえば再考。人間は一度決断したこと、成功したことを変えるということはなかなか出来ません。一時代大きなシェアを握っていたブラックベリーの衰退やスティーブジョブズがiPhoneの発売に難色を示していたという話が紹介されていますが、まさしく思い込みの典型的な例だと言えます。前例がない、今成功している事を変える必要性がない、この思い込みがあっては、変化のスピードが早い現代では適応ができないということです。著者は考えることと同じくらいの時間を、再考にも時間を費やす必要があると解説しています。再考することにより、驕ることなく客観的に物事を見ることが出来ます。決して簡単なことではありませんが、出来ない場合は、第3者の意見を客観的に聞いてみるだけでもよいでしょう。自分の能力にも限界があると受け入れることで、新しい発見があるのだと思います。

7位 米国会社四季報2022年版春夏号 (週刊東洋経済臨時増刊)

著者:米国会社四季報編集部
発行日:2022年04月18日

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投稿者:東亰仮面
個別銘柄選びには有用、ETFはおまけ程度の掲載なので期待しないこと。
まず昨年秋に発刊された本誌前号の記事に基づいて昨年10月に購入した株式の損益率は今年4月23日現在は以下のとおり。全てドルベース、()内は円ベース。BKR:+21%(+37%)EMN:-2%(+10%)MCHP:-10%(+2%)GPN:-16%(-6%)FIS:-19%(-9%)QRVO:-33%(-25%)FL:-39%(-31%)いずれも今期以降の好業績予想をもとに購入したのだが、その予想は本号でも概ね変わらないようなので引き続き保有する予定。2月末にはロシアのウクライナ侵攻を受けて普段は買わないHDV(高配当株ETF)とDBC(コモディティETF)を急遽買ったがどちらも損益率は今のところプラス。特にHDVは価格が高止まりしている上に配当もあり思った以上に高パフォーマンスなことに驚いた。ただ、同時に買ったWEBS(ネット株ベア3倍)とDRV(リートベア3倍)は毎日値を追うのに疲れたので早々に売却しその分HDVとDBCを買い増した。利益がすぐに損失に変わってしまう恐れのあるベア型は毎日の相場チェックで神経をすりつぶすから、リビングの隅で夜にノートPCを開いてちょっとだけ注文を出す長期投資が基本の私のような個人投資家には向いていない。こういうのはPCモニターを何台も並べたデイトレーダー向きだと思う。なおWEBSやDRVのようなベア型ETFは相場下落局面で重宝するのだがこの本にはほとんど載っていないので自分で調べるしかない。400種前後の米国ETFを買える日本のネット証券もいくつかあるので必要に応じて利用するのが良いと思う。ところで今回のウクライナ戦争前後のラジオやネット上の専門家の人たちの指示や予想はまさにカオスで「石油を買え」「穀物を買え」「金だ」と言った数日後には「全部売れ」「私は全部売って現金にしたぞ!」などと言ったりして、はっきり言ってコメディでしかなかった。あんな人たちを言葉を信じてしまった初心者やデイトレーダーたちには気の毒だが、結局専門家を自称する彼らの大半は後講釈や詭弁に長けた厚顔な人たちにすぎないからある種のエンタメと思って楽しむ程度が良いと思う。ただそんな彼らも時々まともな事を言う場合があるのでそれらの言葉は覚えておきたい。論理は正しいが発言タイミングが後出しなのが最大の問題だと思う。さらに、彼らが好んで使うチャート分析は日柄整理を織り込んだ言うなれば一種の社会心理学的な可視化だから出来高の多い株の短期投資には有益だが長期投資や今回のような相場動乱期には不要というのが自分の考えだ。AMZNにせよAPPLにせよ上場当初のチャートなど今振り返ればほぼ横一直線で、たとえばAMZNを20ドルの時に買おうが200ドルの時に買おうが3000ドル近辺の今となってはたいした違いはない。(もちろん利益率に違いは出る)それよりも、円安が放置されている今の状態は米中などの海外企業に日本企業そのものを安売りし続けているのと同じだから長期的には日本の技術・ノウハウが外国に吸い取られて終わり。いくら日本株で資産を増やしても円の価値がそれ以上に下がるのなら意味がない。政治の無策が続くようなら日本株は長期投資の視点ではますます避けるべきだ。政治家が次の選挙のことしか考えていないのは日米欧とも同じだが、国内市場の大きさや民間企業の活力を考慮すると米国一択しかない。さて今号は前号に続いて原点回帰の長期投資の観点から以下を選んでみた。世界は自由主義国と権威主義国の再対立で再びブロック化が進むだろうが中露朝鮮という反社会勢力国家とそれに同調的な中南米、アフリカ、中東諸国に加えて態度が曖昧なインド、トルコ、その他のアジア諸国も加味すると自由主義国陣営は人口で圧倒的に負けているので欧州の理想主義など遠からず消し飛んでしまうかもしれない。米国だけでなく欧州各国も世界では思った以上に嫌われているという事実を今後の投資リスクとして認識しておく必要があるだろう。今は次なる世界大戦の前夜と考え、基本は円を米ドルに替えて待機し、急がず随時打診買いの姿勢で挑むのが最善だと思う。DE(農業増産)PXD、EQT(原油天然ガス)CCJ(ウラン)ADM(穀物メジャー)TRMB(GPS応用)DBC(コモディティETF)AMZN(買うなら分割前)このうちAMZNは6月に1対20の株式分割がある。おそらくNYダウ工業株30採用も見込んでのことで入れ替わりでダウ30から弾かれるのはIBMあたりだろう。ダウ工業株から外されれば大幅下落が予想されるので要注意。逆にAMZNは採用されれば過去のIBMの過去最高値同様の200ドル越えを期待している。最後に、本誌は個別株式を選ぶには現実的な銘柄数でいつも参考しているが、ETFの銘柄数は中途半端であまり役に立たない。そんな時はネット証券や米YahooFinanceのサイト(英語)を活用したい。あと米国は証券コードではなくティッカーなのでやむを得ないのかもしれないが、毎号企業の記載順序が微妙に前後するのは何とかしてほしい。

8位 13歳からの地政学: カイゾクとの地球儀航海

著者:田中 孝幸
発行日:2022年02月25日

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投稿者:Hazu
読みやすくて、面白くて、深い
13歳から、となっているが、大人でもこの分野が苦手なら格好の入門書になるだろう。会話形式で、専門用語もほとんどなく、この手の本が初めての人もスラスラ読めるだろう。国や地域のパワーバランスを考える地政学の基礎を、地球儀を使ってうまく実例に落とし込んでいる。普段接する表面的なニュースとは違った視点を学べる。基礎に混じって、著者の分身とみられる「カイゾク」が時折吐くシビアなセリフがアクセントになっている。同時に、若い世代に向けて、より良い人生と社会を築くためのアドバイスも随所にみられる。読後感がさわやかで、子どもにも安心して読ませられる。ウクライナ危機の今こそ多くの人に読んでほしい。

9位 いま世の中で起きている「本当のこと」 プーチン危機・米中対立・パンデミック…得するのは誰なのか?

著者:及川幸久
発行日:2022年03月29日

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投稿者:午前3時のパパ
近現代史に詳しくなれます。日本国民に知られたら不都合な事も一杯かかれています。
ものすごく良くまとまっています。 自分で10年くらいかけて、調べた事が全てまとまっている感じ。これだけまとまっていると、この本で足りない詳細部分は自分で調べに行く事が出来る。論評で「陰謀論」扱いする人が居ますが、そもそも、現在「陰謀論」と言われるものは、全て戦後から始まったメディアの「陰謀論」キャンペーンが起源です。この本では戦前の事実(ヨーロッパや米国、日本)にも沢山言及されていますが、大正や昭和初期(戦前)に出版されていた、書籍や、ヨーロッパで出版されていた当時の翻訳本、戦前の外務省の記録等の内容を見ると、陰謀でもなんでもない「ただの事実」として記載されている記述が多く書かれています。逆に80年以上前に事実として認知されていた事、当時の世界で広く知られていた事が、今は全て「陰謀論=ファンタジー」のカテゴリーにされているようなので、私は其方の方が逆に恐ろしく感じました。youtubeでも、「戦前の事実(ヨーロッパや米国、日本)」に詳細に言及するチャンネルはすぐ削除されたりしているようなので、そういうものは、別の方法で調べてみると、事実の可能性が高いと感じています。実際に陰謀論を実行している人達が居たとして、「陰謀論=ファンタジー」になった方が好都合ですしまた、欧米では真実を探求するのには「金の流れを追え」という金言があるようで、この手法はジャーナリストや歴史家も使用する基本中の基本らしいですね。 もし自分が「陰謀や国際的に暗躍するお金持ちのチームの一員」だったとしたら、100兆円くらいの利益が出せる秘密のビジネスを成功させる為なら、「嘘を事実のように世界中に広める宣伝」で、50兆円投資してメディア株を買いまくっても安い投資。だって50兆円の利益でるし。 かの有名なヒトラーも「嘘を100万編繰り返すと真実になる」という宣伝の効果を主張していました。「陰謀論=ファンタジー」と直結思考する人に、この本は向かないですが、あの事件はどうして起きたんだろうとか、「今起きている、何か納得が行かない出来事を知りたい人」「日本の未来に不安を覚える人」「世界経済=政治の仕組みを知りたい人」「世界の近代史を包括的に勉強したい人」「陰謀とファンタジーを区別して思考できる人」には、格好の入門書だと思います。ただし、近代史を知らない人にはショッキングな事実(というか本当の歴史)が沢山記載されていますけど。あなたは、大丈夫ですか?世界の裏側(というか、日本人が知らないだけ)を知る事が、資産運用や将来の人生設計、家族を守る事にもプラスに働くかも。そういう気持ちもあり、私はこの本を買いました。ウクライナ戦争に関しても、心は「ロシアに関する怒り」とウクライナを応援する熱い気持ちで一杯ですが、頭の中は「何故今、ウクライナに手を出すか知りたい」とクールです。ウクライナ侵攻その理由にも本書は言及しています。頭も心も熱くなると判断を間違えます。この部分の内容は本当かなと思った時、自分で情報を取りに行き、自分の頭で考える事が一番大事、とも感じました。日本を守る愛国者なら、知らなくてはイケナイ事が沢山書かれています。人間の作るものに100%完璧なものはありません。この本もそうです。ただし個人的にはイチオシです。

10位 物価とは何か

著者:渡辺 努
発行日:2022年05月06日

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投稿者:無気力
物価について書いた間違いなくの名著となる
タイトルどおり「物価とは何か」というところから説き起こされる。これが第1章の内容となるが、ここからして多くの読者が蒙を啓かれること間違いない。普段疑問を差し挟むことは少ないであろう「物価」とは何か。この第1章だけで一冊分の内容と言って良い充実の議論がなされている。続く第2章はさらに充実の内容であり、「何が物価を動かすのか」と題して、物価の動きに対する人々の予想の重要性について解説される。第3章は、物価を制御することについて、その可能性が議論される。第3章の副題に「進化する理論、変化する政策」とあるとおり、経済学が果たした理論的貢献と中央銀行の政策の変化が分かりやすく解説されている。ここまででも大変充実の内容だが、本書はここから佳境に入る。第4章は「なせデフレから抜け出せないのか」。明確な解答がここで与えられるわけではないが、解答の端緒を著者の研究成果をもとに示してくれている。最後の第5章は、今後の物価理論の方向性を示して終わる。著者は物価を研究する研究者。本書でも随所で著者が関わった研究の成果が反映されている。この研究成果の反映のさせ方が絶妙なのが本書を名著たらしめる第一の理由。ただ、本書はいわゆる研究書ではなく、あくまでも広く一般向けに「物価」とは何かを解説した書である。その解説の仕方がこれまた絶妙。決して簡単ではないことを解説しているのに、そう思わせないところが凄い。これが本書を名著とする第二の理由。最後に、読者の直観に反するような記述も敢えて行うことで、読者の直観をさらに豊かなものとしようとするという意図が込められ、それが成功していることが第三の理由。本書「あとがき」にその意図が明らかにされているが、単に読んで勉強になったということではなく、読んでそこから考えを巡らせることが出来るようになっている。これが何かの起点になる書であり、まさに本書は名著となること間違いないはずだ。

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