今週、Amazonで最も注目された本をカテゴリ別に毎週更新しています。買いたい本が決まっていないときの参考にどうぞ!
1位 僕のヒーローアカデミア 34 (ジャンプコミックスDIGITAL)
著者:堀越耕平
発行日:2022年05月02日
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投稿者:ほしのこ
ド派手なバトルが描かれた前半と、シリアスな展開の後半という落差が素晴らしい読み応えを生んでいる
待ちに待った34巻!遂にアメリカからナンバーワンヒーロー「スターアンドストライプ」が到着します!そして到着早々死柄木弔と交戦する…という展開から今巻はスタート。死柄木と会敵した際「迎撃か回避か」と聞く仲間に対し、「もちろんSMASH!」と答えるスター、オールマイト譲りの語り口に開幕から最高にシビレます!そんなスターの個性は触れたものの在り方を自在に変える「新秩序“ニューオーダー”」というインフレの局地のような個性です。作中でも「個性を逸脱した…」と死柄木が評するように、他のキャラクターの個性とは一線を画す能力になっております。オールマイトのような画風と相まって強烈な存在感と強さで戦いの主導権を握っていきますが、このあたりは作者の画力と相まって大変読み応えのあるシーンに仕上がっておりました。一方で、戦いの成り行きについては物語の展開的にどうしても読めてしまう部分はあるのですが、見せ(魅せ)方が上手い。“ミサイルを掴む”とか“レーザーを持つ”とか、ニューオーダーが可能にした、今までに無いド派手な演出で展開する戦いは必見。加えて、スターを補助するチームが戦いに華を添えており、まるで海外の特殊部隊を題材にしたドラマを見ているようです。画風の他に作風まで違うような見せ方に脱帽しました。大満足です。そして後半では、物語序盤から考察されていた内通者がいよいよ判明します。今まで以上にシリアスな内容であり、この展開から前半と後半でまるで別の漫画を読んでいるような気分に陥ります。スターの活躍と内通者の抱える闇…この対比が一層の読み応えを生んでいるように感じました。必見です。まだまだ暗い展開が続きそうですが、今は緑谷出久がクラスに戻ってきている事もありギャグパートもありました。どこまでいっても本作は「皆がヒーローになるまでの物語」です。深い闇に覆われた社会やヴィランを前に、一筋の光を信じて皆が団結していく姿は眩しく、読んでいて元気をもらえます。余談ですが、日本以外で活躍するヒーローや政治的な側面が登場したことで、物語にも厚みが出たように感じます。日本だけでなく世界の敵として描かれていく死柄木弔に対し、緑谷出久はどのように成長していくのか、正反対に描かれる事の多い二人だけに、緑谷出久の今後が気になります。最後に、巻末のコメントから「最終章」が着実に進んでいる事が分かります。終わりが見えているようでどこかモノ寂しさもありますが、最後まで見届けていこうと思います。
2位 ONE PIECE モノクロ版 102 (ジャンプコミックスDIGITAL)
著者:尾田栄一郎
発行日:2022年04月04日
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投稿者:Amazon カスタマー
何が面白いの?
何ていうか、光り輝く宝玉のような漫画も、ここまで堕ちるとタダの石のような感じ。別に自分はワンピースアンチでは無いですよ、毎週ジャンプでワンピース読んでるし。でもね、もういい加減にしろと。ワノ国始まってもう何年経ってんだと。月に1回位休載するので、ホント話が進まない。個人的に注目すべきゾロ&サンジの戦いも、なんだか訳わからんし。アラバスタでのゾロVSミスター1、サンジVSミスター2。エニエス・ロビーでのゾロVSカク、サンジVSジャブラ(とカリファ)みたいにわかりやすくも熱い戦いを昔はしてきました。敵味方が入り乱れた大人数での戦いなんだろうけど、殆どがモブVSモブ。ホント白熱しない戦いが続きます。そして感動シーンなんかもほぼ皆無。お笑いっぽいシーンもシラけます。インペルダウンでのミスター2(ボンちゃん)を思い出してほしい。瀕死のルフィのために、極寒地獄で孤軍奮闘するボンちゃんの姿は、今でも強烈におぼえています。もう作者も休んだほうが良いんじゃないですか?仮に「オレたちの戦いはこれからだ!」みたいな最悪極まりない終わり方だとしても、自分は受け入れようと思います。この先何年もグダグダ進んでいくよりは良いと思います。
3位 ザ・ファブル The second contact(3) (ヤングマガジンコミックス)
著者:南勝久
発行日:2022年05月06日
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投稿者:焔崎右近
状況説明が終わりやっとコトが動き出す
きっかけはTwitterにやたらと出てくるマガジン系のアプリ広告だったのだが試しにKindleで3巻くらいまで、と手を出したらどハマりした前作。最高だった前作からどう状況が変わったのか説明を終え、やっとのこと物語も大きな波が立ち始めた。私は脇役に至るまでザ・ファブルに出てくる人物達が大好きだ。主人公のアキラやヨウコは勿論だが海老原やクロちゃん(1番好き笑)そしてアザミユーカリ(クロちゃんの次に好き笑笑)も居て、更に前作と違いファブルと切れた真黒組と敵対するヤクザ組織+殺し屋集団。ワクワクする。三巻を読み終わった今、既に次が読みたい。前作でのクリスマス会をやった時のアレから、ヨウコとタコちゃんは何かあるだろうと期待していたがやっとである。やっとそこのあたりも描いてくれ始めた。暴力団同士の抗争にどう絡む元ファブル達!?って軸とヨウコ-タコちゃんはどうなる!?って軸とで今後もギャグもシリアスも目が離せない。ただし、恐らくタコちゃんとすんなりメデタシとは行かなそうだが最終的にハッピーエンドにはなるだろう。つまりもうドランククイーンヨウコは見納めの方向に向かっていっていると予想出来るのだが、この点だけは少し寂しく感じる。でも、大丈夫。それはそれで別の面白さがきっとあるだろうし、このザ・ファブルはいい感じのギャグとシリアスとハートウォームを今後も見せてくれる期待に不安は一切ないと思える。作者はヨウコも幸せにしようとしてる。私はミサキちゃんがアキラを信頼している如く、本作の作者を信頼していることに今このレビューを書いていて気付いた。だから前作を楽しめたのならこの2ndも読んで間違いはないと自信を持ってお勧め出来る。ではそこまで絶賛しておいてなぜ星4か。と言えば画力に向上の余地があるから。
4位 SPY×FAMILY 9 (ジャンプコミックスDIGITAL)
著者:遠藤達哉
発行日:2022年04月04日
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投稿者:風の郵便屋さん
全編にわたって、作者のコミカルなセンス、遊び心が、とってもいいです。
本巻は病院の待合室で読んだのですが、ちっとも退屈せずに、待ち時間を過ごすことができました。たまにぷぷっと吹いてしまいそうになり、それは少し困りましたけれど。今回、一番感じたのは、コミカルな読みごたえですね。それと、話が思いがけない展開を見せる、その突拍子もない面白さかな。コミカルな読みごたえってことでは例えば、登場人物のある一言が、その場に居合わせた別の人物それぞれに違った受け止め方をされて、三者三様の思いが交錯する場面。ベッキーが、憧れのロイド・フォージャーへの恋心をふくらませ、暴走する話のなかにあるその場面に、思わずクスリとしちゃいました。そうした「クスリ」「にやり」とさせられる場面があちこちあるなかに、フォージャー家それぞれに一生懸命な家族愛を感じる場面が描かれているので、なおさらぐっときちゃうんですね。ロイド・フォージャーが、番犬のボンド・フォージャーに向かって、《無茶はするな》《ウチにも おまえが死んだら悲しむやつがいる》《おまえはまず フォージャー家の一員であることを自覚しろ》と言う場面、胸に沁みるものがありました。話が予期せぬ展開をして、「あっ。そう来るのか!」と快哉(かいさい)したくなった場面の一番手はあそこかな、豪華客船内で年代物の時計が海に投げ込まれるシーン。ビリヤードの球が、コン、コン、コーンと当たって穴ん中に吸い込まれたのを見たような快感を覚えました。あと、普段はもっさもさしてるボンドが、濡れ鼠(ぬれねずみ)ならぬ濡れ犬になると、どうなるか。こいつは必見、要注目!情報屋フランキー並びに〈夜帷(とばり)〉のコードネームを持つ諜報員フィオナが活躍する話も愉快っすね。作者のこのユーモアのセンス、わたしは大いに気に入ってます。
5位 東京卍リベンジャーズ(27) (週刊少年マガジンコミックス)
著者:和久井健
発行日:2022年04月15日
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投稿者:nozama
話進まなすぎな上に。。
ここ数巻は話進まなくて、読んで悶々としている。早く集結してほしい。今回も残念ながら同じ感想。あえていうならチープな原因で着地する線が見えて来て嫌な予感がする巻。まだまだ続きそうでツライです。
6位 呪術廻戦 19 (ジャンプコミックスDIGITAL)
著者:芥見下々
発行日:2022年04月04日
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投稿者:東台の分家の子
(ネタバレ含む)ちょっと浅いかな。。
●虎杖VS日車「裁判」という戦いの場とルールの設定は良かったけど、なんか浅い。ルールに深みがないからかな。裁判に負けて戦いが不利になったら「二審に持ち込む」ことによって回避。誰でも思いつくルール。それよりもガッカリだったのが日車の倒し方。どんな奥の手、裏の裏をかいた心理戦が繰り広げられるのかなと楽しみにしていたら「正直に認める」ことによって相手が戦意喪失し勝利。え…。そんなぁ。芥見先生もっと考えてよ…。せめて日車が戦意喪失するに至る「過去」をもっと深く描けていたら百歩譲って納得したかもしれないけど…。なんか浅い…。最近の呪術廻戦、つまらなくはない気がするのだけど、何か浅い。求めすぎだろうか。
7位 SPY×FAMILY 8 (ジャンプコミックスDIGITAL)
著者:遠藤達哉
発行日:2021年11月04日
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投稿者:りらら
満足のクルーズ編収録巻
先ずは祝アニメ化!来年からの放映楽しみですね。以下軽いネタバレありです。今巻は全てクルーズ編です(導入は前巻から)。スピード感満載の表現力で、映画を観ているような感覚に。クライマックスのところで良い具合に次巻に続きますが、ヨルさんの自身の仕事に対する葛藤・覚悟がしっかり描かれています。特に第2話にリンクするシーンにはグッときました。一方の黄昏も久しぶりに、「有能スパイでありながら初ミッションの子育てに独り四苦八苦奮闘する」という姿を披露しています。今巻は、黄昏・ヨルさん共に、良い意味で原点回帰というかポイントを押さえられている一冊だと思います。アーニャちゃんの機転・新キャラ部長さんの矜持も見逃せないところです。全体的な話の流れとして、「西が絶対善・東が絶対悪」なわけではなく、あくまでも東西両国共に開戦派・停戦派の戦いであることが、今までよりも強調されています。おまけマンガは弟君の姉賛歌短編です。ツギハギの上司さんもいい味出しています。というか優しい。あと単行本購入の方は、フランキー氏の爆発的喜びを、暖かな優しい眼差しで受け止めてあげて下さい(自分はフランキー党員なので共に喜びました)。
8位 ゴールデンカムイ 29 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
著者:野田サトル
発行日:2022年04月19日
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投稿者:SS
いきなりかよw
作者が単行本は大幅に加筆すると言ってましたが、いきなり1ページ目から加筆してるよww無料公開している今だから、どこが加筆されているか見比べながら読むのも楽しいですよwしかし…すげーよ、作者w
9位 SPY×FAMILY 7 (ジャンプコミックスDIGITAL)
著者:遠藤達哉
発行日:2021年06月04日
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投稿者:テストプレイヤー
ダミアン君、やっぱりいい奴だった
前巻に続き、オペレーション梟の最終ターゲットであるパパモンドことドノバン・デズモンドとロイド・フォージャーこと黄昏の邂逅から始まります。現段階では、パパモンドは捉え処が無く、いい奴なのか悪い奴なのかは分からない。しかし、わずか1話しか登場していないのに、底の知れない不気味さが感じられます。ダミアン君、パパモンドと直接話せて、何かが吹っ切れたのか、年相応に笑うようになりました。ぼっちを賭けたババ抜きバトルで、敢えてアーニャに勝ちを譲ってやる男気を見せたり、本当はいい奴だっていうのが分かるエピソードがありました。可愛いかよ。同じ話で、アーニャとベッキーが同時に走り出すシーンがありますが、ベッキーの走り方を見ると育ちがいいんだなってのが分かります。アーニャの走り方は…うん、まぁ。この話で、アーニャの過去に伏線のような物が見られました。アホの子だけど、ババ抜きでは意外な頭脳戦を見せたアーニャ。敢えて自分の手札を晒したのはちゃんと意味があった。フォージャー家のボンドさん(犬)、危うくヨルさんに殺されかけましたが、未来予知で無事回避できた模様。そして、今巻では黄昏側のミッションではなく、ヨルさんこと「いばら姫」側のミッションが始動しました。気になるところで終わってますが、次巻にも期待!
10位 SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
著者:遠藤達哉
発行日:2019年07月04日
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投稿者:鴎文鳥
今年読んだコミックスの中で最高の面白さ。次巻も期待!
たぶん、こういうプロットは以前もあったと思うんですが、全くそれを意識させないワクワク感。ご主人は凄腕スパイで、奥様は辣腕の殺し屋。だけどお互いそれを知らない。唯一それを知っている娘の能力は・・・という捻りが効いています。それぞれ凄い能力があるのに、隙があるから嫌味になりません。作画も魅力的でセリフまわしも外連味があって続きが気になる気になる。現時点では目的が明確で、それに向けて突っ走っている状況だからなおさらキャラ造形が生きていて、ものすごく読んでて楽しいです。これだけキャラが生きていて、話も広げられる設定だから、このまま人気が出ると結構行くとこまで行きそうですね。今後も期待すると同時に編集さんにはこのダイアモンドを炭化させないよう配慮をお願いしたくなるくらいの興奮で読了です。いや、マジで魅了されてます。面白いですよ、これ。
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