今週、Amazonで最も注目された本をカテゴリ別に毎週更新しています。買いたい本が決まっていないときの参考にどうぞ!
1位 死なばもろとも
著者:ガーシー(東谷義和)
発行日:2022年08月02日
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2位 決めれば、叶う。
著者:浅見 帆帆子
発行日:2022年09月01日
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3位 苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」
著者:森岡 毅
発行日:2019年04月11日
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投稿者:やまやん
いつ読んでも遅くはない、名著中の傑作。
人事系のキャリアを積んでいます。 森岡氏の著作はこれまでも名著ばかりでハズレがなかったが、この本も唸るほど素晴らしい。版元のダイヤモンドが「10年に一度の傑作ビジネス書」と断言していたが、読んでみて20年や30年でない時代を超えて読み継がれていく、名著の中の名著だと確信した。震えるほどの感動と共に「生きていく勇気」をもらえた。人が働く意味、自分の人生を成功させる道筋が明確になる。どんな感想を持とうが人の自由という前提だが、いくつかある低レビューの内容は本質を射ていないと思わざるを得ない。少なくとも、自ら「底辺リーマンに価値などない」などと言う人に惑わされる人が少ないことを願いたい。上手くいかない己の人生に悲観しているのだろうが、新たな気づきを得て受容することができない、あるいは本質を読解する能力がないのだろう。そういう人は、だから底辺リーマンのままなのではないだろうか。人生を好転させる出会いやチャンスは何度もあるはず。この本もその1つ。多くの人にとって本質的な気づきをくれる金言に満ちている。人生を前向きに歩いていきたい人は、この本によって「どう生まれようが、どんな環境で育とうが、自分の特徴を知って価値に変え、自分にとっての成功にたどりつくノウハウ」を得ることができる。 もっと早く読みたかったという人が多いだろうが、どの時点から人生を好転させるにしても「己の特徴」を活かすしかなく、人生が長いほうが己の特徴やそれを知るための経験は豊かなはずなので、森岡氏が言うところの「特徴」はより明確にわかるはず。そういう意味で、人生に希望を見出したい人が読む限り、「いつ読んでも、誰が読んでも遅くはない」と敢えて強調しておきたい。
4位 「静かな人」の戦略書──騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法
著者:ジル・チャン
発行日:2022年06月29日
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投稿者:abc6
共感、実践的
著者は「内向型度96%」といいながら、とてもうまく自らの性質を理解して、「自分自身を使いこなしている」ように思いました。私自身、外向的な人への多少の憧れもありつつ、違和感をもつことも多く、もやもやしてきた部分がありますが、そうしたいろいろをうまく言語化してもらった思いです。著者は「無理に外向型にならなくてもいい」「自分なりの長所を生かせばいい」と言いますが、言われてみるとその通りで、どこでもパッと出てぺらぺらしゃべったりできなくても、慎重に準備して本番にのぞむようにすれば、どこでもそれなりの内容を話すことはできます。会合などでぱっぱと軽妙な会話ができないというのもありますが、ちゃんと準備して、必要な人と必要なことをもれなく話して帰ればいいというのもその通りです。また、内向型と外向型が惹かれ合うというのもかなり思い当たる節があり、そうか!と思いました。要は自分はどういう人間かを知り、無理に合わないことをしてストレスを感じたり、引け目を覚えたりする必要はなく、自分の強み、弱みを意識して、自分なりに対応すればいいのだということかと思いました。自分だけでなく、他人や子どもを理解するのにも役立ちそうです。また、アメリカで活躍する台湾人が書いたというのも、職場という外向的人間が中心の環境で活動することの典型的な例になっていてわかりやすいです。
5位 ジェイソン流お金の増やし方
著者:厚切りジェイソン
発行日:2022年03月18日
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投稿者:Gent a.k.a
今すぐ始めよう
芸人としての厚切りジェイソンさんが好きで、ご本人の経歴等はよく知らないまま、興味本位でkindle版を購入しました。自分は30代半ばですが、「投資は損をする、毎日株価をチェックしなければいけないのでは」という漠然とした不安から、資産を増やす試みを全くしてきませんでした。よく本屋に並んでいる投資の本を手に取って眺めてみるのですが、どの本もそれぞれ分かりやすく書いていてくれていると思うのですが、自分の不安を解消するには至りませんでした。この本に書かれていることはとてもシンプルです。・支出を減らすジェイソンさんの節約哲学(コンビニは原則使わない、家族でお金の価値観を共有する等)は多くの人にとって共感できる内容だと思います。・簡単で堅実な投資から始めるNISAやインデックスファンド等、言葉自体は知っていても、具体的に何をすればいいか分からないといった方は多いと思います。この本では投資信託の基礎中の基礎をさらっと学ぶことが出来て、かつジェイソンさんのお勧めの投資の始め方を、自身の経験と考えを基にして具体的に教えてくれます。・お金を増やすことがゴールではないあくまでお金を増やすことは自分や家族が幸せになる為の手段である、ということが繰り返し語られています。この部分が人間としてとても信頼出来る人だと思います。自分はこの本を読み終わってすぐに楽天証券の口座を開設しました。最後に、この本の中で一番自分に深く刺さった言葉を紹介させて頂きます。『継続しろよ。ただやれよ。なんで続けようとしないの?』
6位 13歳からの地政学: カイゾクとの地球儀航海
著者:田中 孝幸
発行日:2022年02月25日
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投稿者:一日一生
2時間で地政学と生き方が勉強できる
謎の古物商の店主と、高校生と中学生の兄妹によるやりとりを中心としたストーリー仕立てで、最新の国際情勢や地政学を一気に学べる良著です。私は海外駐在3年のサラリーマンですが、欧米のビジネスパートナーと接すると、彼らは若いうちから地政学を考えながら生き方やビジネス戦略を練るという考え方の癖がついていると感じます。日本人がこの点で弱いのは、大学までの学業で安全保障も交えた地政学のリアリズムを学ぶ機会が少ないからだと思います。その点でこの本は中高生向けの副読本となるのはもちろん、社会に出たてのビジネスマンも読む価値が高い本だと感じました。複雑なウクライナ情勢の経緯も、報道で見る以上にすっと頭に入るはずです。ぜひ、最後まで読んだ方がいいです。最後には少し哲学的な問いかけが待っていますので。
7位 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
著者:岸見 一郎
発行日:2013年12月13日
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投稿者:amazon2014
嫌われる勇気というタイトル
タイトルだけを見ると他人にどう思われようが自分の道を突き進め!みたいに物凄く前向きな話かと思う人は多いと思いますが、本編では「あなたを嫌うかどうかはあなたの問題ではなく他人の問題である」というように述べられており、その後には「だからあなたにはどうすることも出来ない。他人に自分の評価を変えるよう働きかけるのは間違ったアプローチ」という内容が続くので嫌われる勇気というよりも「他人に嫌われないようにしようなんて無駄な事は辞めなさい」みたいなニュアンスです。それよりもアドラー心理学の骨子とも言える目的論的な視点の部分を強調するような「あなたが不幸なのはあなたのせい」というタイトルの方がしっくりくるのではないかな。ただこれだと日本人ウケは非常に悪いのでこのタイトルになったのだろうと邪推しますが。本論で述べられている事は要するに「全てのことはあなたがそうあろうとして現にそうなってしまっているだけであり、今この瞬間にでもあなたは不幸のサングラスを外し幸せな世界を見ることができる」という事です。本編でも触れられていますがこの考え方は今現在鬱や引きこもりで悩んでる人には劇薬ですし、そういう方の家族や周囲の人がこの本を読んで間違ったアプローチをしてしまうと余計拗れるだけなので注意が必要。この本が向いているのはもともと外向的でストレスを抱えつつもなんとか出来てる人がさらに上手くやって行くためのものであり、内向的でナイーブな人、今現在対人関係の悩みに苦しんでいる人には勧められる本ではありません。そういう方が間違ってこの本の内容通り行動してしまうと取り返しのつかないトラウマ(この本の中ではトラウマの存在自体を否定、批判しています)を負うことになるのでそういう方はフロイト系の心理学の方がオススメです。
8位 GE帝国盛衰史 「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか
著者:トーマス・グリタ
発行日:2022年07月13日
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投稿者:Ordinary Cruncher
企業変革のドラマ、イメルトの物語
ジャック・ウェルチの後を継いだジェフ・イメルトの話がメインのドキュメンタリー。やや露悪的な書きぶりだが、偉大な企業の複雑な経緯がリーダーを軸に語られるのは読み応えがある。何が悪かったのかは、おそらく読者によって異なるだろう。過剰な成果主義、弱みを見せず議論を受け付けないマチズモ、個人の理解力大きくを超えた複雑なビジネス構造、生え抜きメインの小さなダイバーシティ、CEO言いなりの取締役会、短期的な成果を求める株主、社内の論理優先の社風、ヒーロー信奉の強い米国の文化、etc…また、モノ売りからサービス化へ、更にその先にあるデジタルトランスフォーメーションに関して、世界で最も意欲的に取り組んだ企業の現在がここにあることも看過できない。強力なトップダウンカルチャーがある企業において、CEO自らが覚悟を持って完全なイニシアチブを取るというのは、コンサルティングファームが説く理想的な姿のはずである。だがしかし…少なくとも製造業、恐らくは全業種のリーダーにとって参考になる点があるのではないか。少しドラマチックすぎるので割り引こうかと思ったが、思い直して星5つ。
9位 本当の自由を手に入れる お金の大学
著者:両@リベ大学長
発行日:2020年06月19日
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投稿者:あにあに
盲目的な信者になってはダメ
お金の一般常識入門といったカンジで、この手の情報に疎い人には良い入門書になると思います。収入を増やす項目より、支出を抑える項目の方が参考になりますね。ただ、個人的に気になるのは盲目的な信者の皆様。学長は過去の統計からインデックス投資を取り上げていますが、もちろん株価が今後上がる事が保証されているわけではありませんのでご注意を。学長の動画でもいつも言っていますが「世界が良くなるならインデックスも上がる傾向」「統計的には上がる確率が高い」とだけ言っています。インデックス投資は絶対に得すると盲目的に信じて「暴落は嬉しいです!買い場ですね!」と言ってる人が本当に多いです。学長は「インデックス投資は儲かる」とは一言も言ってません。統計的に上がる確率が高いと言ってるだけですので、30年後に全然増えてなくても学長のせいにしないようにしましょう。あと、これは穿った見方なのですが、例えば楽天証券などからの広告料目当てで口座開設を促す場合、インデックス長期投資をオススメするのは最強の戦略なんですよ。落ちても上がっても「過去の統計からみて長期で持てばみんな勝てる」と言えるわけなので、大暴落が起きて責められる事もないんです。上がってる時は波に乗りましょう、下がってる時は耐えましょう買いましょう、で年中無休で口座開設を促す事が出来ます。別に嘘を言ってるわけではないので最強です。結果が分かるのは数十年後なので責められる事もないですし。私は両学長を疑っているわけでは全然ないのですが、自分ではそこまで過去の統計を信じていないのに口座開設の広告料目当ててでインデックス投資をオススメするようなアフィリエイターは星の数ほどいますのでご注意を。投資は自分の頭でちゃんと考えて完全に自己責任でどうぞ。
10位 数値化の鬼──「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法
著者:安藤広大
発行日:2022年09月30日
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投稿者:スポマンJAPAN!
数字を使って伸びている時こそ、数字の裏側にある大事なものが見えるようになりたい
書いてあることは悪くないが、著者にはパーソナルフィロソフィーが欠けている箇所が散見され、非常に危うく感じる。私が投資家であれば、投資はしない。山口周氏と足して2で割る必要を感じる。「プロ野球選手でいえば、普段どれだけ派手に遊んでいようが、試合で活躍してくれればいいわけです。」このような一文に愕然とし、残念な気持ちになる。そんなのが、良いわけないだろう。どんな手段を使っても、結果さえ出せばいいなんて粋がってる人間は、危うい。数字を使って伸びている時こそ、数字の裏側にある大事なものが見えるようになりたいものだ。
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