【2022年08月02日】現在、最も注目されている本ベスト10【文学・評論】

本・電子書籍

今週、Amazonで最も注目された本をカテゴリ別に毎週更新しています。買いたい本が決まっていないときの参考にどうぞ!

1位 オーバーロード15 半森妖精の神人 [上]

著者:丸山 くがね
発行日:2022年06月30日

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投稿者:がくと
上下に分ける必要が営利目的以外にあるのか?
面白い、うん。人々が息づく重厚なファンタジーとゲーム設定の調和が見事。今回はまったり多めでゆっくりとした物語の展開を楽しめます。しかし、ページ数が300程度とかなり少なく起承転結の起だけ。嫌儲思想ではなく、上下に分ける必要性が営利目的以外に感じられないのがなんだかなぁ…亡国の吸血鬼の売り方もそうですし、作者様は飽きて完結させたがってるのを見ると応援してきた結末が投げ捨てているようで悲しいなぁ…

2位 「十二国記」30周年記念ガイドブック

著者:新潮社
発行日:2022年08月25日

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3位 オーバーロード16 半森妖精の神人 [下]

著者:丸山 くがね
発行日:2022年07月29日

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投稿者:Amazon カスタマー
後半は良作。15-16巻で16巻後半だけが良作。
16巻は前半が前回のダークエルフ村の続き、後半がエルフ王都でのアレコレです。16巻の後半は面白いです。まずアインズの某強敵相手の駆け引きは文句無しに面白かったし、同行者と某強敵の戦いはストーリー的にどちらが勝ってもおかしくないので、最後まで勝敗が読めずドキドキしました。と、後半は良かったのですが前半は面白さ以前に要らないですね。そして15巻も正直要らない。仮に14巻最後から16巻160ページ目あたりまで飛ばしても、ストーリーの理解や面白さにほぼ何の影響もないというレベルです。

4位 深夜の放送部 上 ~消去覚悟の怖い話

著者:たっくー
発行日:2022年08月31日

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5位 月刊正論2022年9月号増刊 正論増刊号

著者:正論編集部
発行日:2022年07月21日

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投稿者:はな
写真も多くよかった
改めて安倍元総理は偉大な政治家だった。マスコミは全く違う報道を繰り返してきた。

6位 地球の歩き方 JOJO ジョジョの奇妙な冒険

著者:地球の歩き方編集室
発行日:2022年07月14日

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投稿者:Mucka
ジョジョの聖地巡礼ガイド
カイロや仙台やイタリアなどジョジョにゆかりのある場所を対象とした地球の歩き方(観光ガイド)でした。既刊の再編集寄せ集めではなく、写真や文章など新しくきちんと作成されています。実際の現地の風景と漫画での描写との比較があったり、荒木先生の特別インタビューがあったり、ワクワクしながら読み進められました。自分は一応一通りジョジョは全部読んできていますが、忘れているところもあるので、漫画の挿絵があると思い出せていいですね。またさすが地球の歩き方ということで、周辺の食事処やビザ情報なども簡単ではありますが記載されていました。ただ周辺の一般的な観光名所も一緒にまわりたいとか、海外の場所なんかだと事前に言語やら慣習やら治安やらを詳しく調べておきたいとか、そういうことであればやはりその場所用の地球の歩き方もあったほうが良い気がします。最後にはなりますが、すごく地球の歩き方に可能性を感じる本でした。地球の歩き方スタジオジブリ、地球の歩き方坂本龍馬、地球の歩き方ラブライブ、地球の歩き方忍者、たくさんいろいろできそうでワクワクします。この本がたくさん売れますように!!

7位 #真相をお話しします

著者:結城 真一郎
発行日:2022年11月25日

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投稿者:勿忘草
推薦文で購読した事を後悔した本当に残念な小説です。
講読した事を後悔した最近の小説です。レビューを書くかとても悩みましたが……同じ目に会って後悔する方がお一人でも少なくなれば幸いと思いレビューします。購読前にこのレビューを是非読んで頂きたいです。この小説は本当に酷いです。書店員絶賛!!このような本を絶賛する本屋には行きたくないです。出版不況が加速しますよ。マスコミ騒然!!マスコミの低俗化の象徴です。問題作品なので騒然なのでしょうか。著名人絶賛!!この作品を絶賛した著名人のセンスを疑います。この著名人の発言は今後信用出来ません。問題は本格推理小説の大御所である有栖川先生が推薦していることです!!有栖川先生大丈夫ですか?でも有栖川先生のメッセージは(読者は騙される)とあるので推薦しているのではないかもしれません。過剰な広告に騙されないようにご注意ください。また購読前にこのレビューを読んで頂いた方へのメッセージです。是非電子版にて『拡散希望』と言う収録短編を無料で読めるサイトがあるのでこの無料短編で読んでからご判断ください。私は長年本格推理小説またミステリーの愛読者ですが、これはミステリーと言うか設定を荒唐無稽にしたトリック小説です。発想が斬新であることは評価出来ます。しかし倫理観を突き抜けた余韻の悪い作品が多いのでお薦め出来ません。子供が重大犯罪に関わる作品が多いのでこの特徴にもご注意ください。とても不快な気持ちになる可能性があります。余りにも過剰な広告で騙されました…有栖川先生のメッセージはアドバイスだったのでしょうか。購読にはご注意ください。賢明な読者の皆様は騙されないように。もっと素晴らしい小説は沢山あります。レビューを読んで頂きありがとうございました。

8位 オーバーロード15 半森妖精の神人 [上] イラストカード付特装版

著者:丸山 くがね
発行日:2022年06月30日

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投稿者:Kindleユーザー
遅々として進まないストーリーとスカスカな中身の今巻
待望の新刊という事もあり期待してただけに残念です。とにもかくにも中身スカスカ。エルフの国へ向かうと決めて出立するまで、やれメイドの労働条件がどうだとかブラック企業がどうこう、有給休暇が~、とか云々、それとワーカー関連時に捉えたエルフ奴隷たちを交えての食堂でのくどいやり取りで、今巻のおおよそ三分の一を費やします。また今巻全体を通して頻繁に行われるのが、ウジウジウダウダ、あーだこーだと自問自答を繰り返すアインズと、その様子をみて「きっとアインズ様は我々には計り知れないお考えがあるに違いない、流石はアインズ様」と持ち上げる守護者たちとの寸劇・・・。それらを省くなりまとめるなりしたら四分の一のページ数で済んだんじゃないかと思えるくらいの中身。個人的には過去一番につまらなかった巻でした。

9位 テレビアニメーション カードキャプターさくら アーカイブス

著者:アニメスタイル編集部
発行日:2022年07月27日

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投稿者:小林あやか
商品は最高、商品の状態は最悪
内容は本当に最高です。アニメ化するにあたってこんなに細かいところまで決まってるんだなーとびっくりしながらずーっと読んでます。が、届いた時点で袋の端が穴空いていて、他の方のレビューにあるように端が折れてる…しかも黒いインクが伸びたような汚れがあるページが…人気で在庫がなくなった今、交換は出来ずに返品のみ。もう少し梱包と商品管理しっかりやって欲しい。

10位 夜に星を放つ (文春e-book)

著者:窪 美澄
発行日:2022年05月24日

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投稿者:ヤボ夫
喪失を抱えてそれでもなお生きていかねばならない、そんな激しくは無いが深い痛みをテーマにした短編集
何かを永久に失うというのは失った瞬間や直後よりも、暫く経って日常が戻って来てからの方が痛みを覚える様に思う。失った直後の激しく感情が揺れ動いている時よりもある程度気持ちが落ち着いて何か大切な物を失った世界を生きていかねばならない事を認める時に初めて得る痛みの様な物が間違いなくある、自分はそう思う。本作はそんな痛みを抱えて生きる人々を描いた短編5作から構成されている。各章で主役を務めるのは老若男女の差はあれども、共通して言えるのは大切な「何か」を失った、あるいは失おうとしている点だろうか?喪失といっても死別とは限らない訳で、一生に一度得られるかどうかの機会を逸するといった経験も喪失と言って良いかもしれない。ともあれ、かれらの背景は多様ではある。結婚を間近に控えていた双子の妹を喪った三十路の女性であったり、夏休みを過ごす祖母宅で年上の女性と出会った少年であったり、母の幽霊と過ごすいじめられっ子の女子中学生だったり、妻子が遠いアメリカに去ってしまった男であったり、両親の再婚により実母と別れて生きねばならない小学生であったり……まことにヴァリエーション豊かである。そしてその豊かなヴァリエーションがこの痛みはこの世に生きる誰にでも生じ得るものであるのだと雄弁に物語っている。読者にとって分かりやすい喪失は死別の痛みであり第一章の「真夜中のアボガド」がそれに当たるだろう。双子の妹を喪って3年が経つにも関わらず、妹が結婚する筈の相手だった村瀬と月命日に会い続ける綾のどこか妹の死を受け容れる事が出来ないままでいる様な姿は何とも居たたまれない。明確に受け入れられないでいる村瀬に「早く忘れちゃいなよ」「また良い人探しなよ」と言いながら自身も婚活アプリに縋った結果、手ひどい裏切りに遭った事で喪失の痛みがぶりかえし、村瀬に八つ当たりする様な姿は喪失の痛みというのはかくも受け入れ難い物なのだと如実に読者に訴えかけてくる。しかしその一方で第三章の「真珠星スピカ」は中学生の女の子が母親を喪いながらもその幽霊に見守られる形でいじめを受けながらも一人ぼっちの世界を生きていこうとする姿を描いているのだから死の受容をテーマにしながらも大分色合いが異なる。むしろラストシーンで描かれる仕事に打ち込む事で妻の死を忘れようとしていた父親が流す涙にこそ「受け容れがたい喪失」は凝縮されているのかもしれない。死別でなくても「おそらくは二度と巡って来ない機会」というのも人に喪失の痛みを与えてくれると訴えてくるのは第二章の「銀紙色のアンタレス」や第四章の「湿りの海」だろう。一期一会の様な出会いでありながら強い思い入れを抱いたにも関わらず想いを伝えられないまま、あるいは伝えても叶えられなかった形で自らの元を去られるというのは年若い読者でも身に覚えがあるのではないだろうか?「銀紙色のアンタレス」の主人公である男子高校生・真が夏休みに祖母宅で出会った女性・たえに想いを伝えながら叶えられなかった顛末は読者に対して何の説明も無いのだけど無言のうちに「ああ、この少年は一生こ喪失を抱えて生きていくのだな」と悟らせてしまう辺り、作者の筆力を嫌でも思い知らされる。物語構成上のテクニックという点を感じさせてくれるのは「真夜中のアボガド」や「湿りの海」の様に物語の開始時点で喪失の痛みを抱えていた主人公がその痛みを産み出す欠落を埋めてくれそうな出会いを得ながら結局は再びの喪失を経験するタイプの物語だろうか?特に「湿りの海」の主人公・沢渡なんかはアメリカ人男性に惚れてしまった妻が娘と共に去ってしまった灰色の時間に色彩を与えてくれそうなシングルマザー母娘に出会いながら結局はその縁も失ってしまうのだから余計に喪失感は強くなる。より強く主人公を叩き落すのであればまずは高く持ち上げる、というのは物語作りの基本ではあるのだけど第一章の主人公・綾が巻き込まれた交際相手の裏切りも含めて「救われた」と思わせておいて叩き落すのだから作者さんもなかなか良い性格をしておられる。かように各章の主人公は厳しい経験を突き付けられるのだけれども、それでも重い気分で読み終えずに済むのは各章にちょっぴりの救いが用意されているからかと。「真珠星スピカ」のラストシーンで父娘を見守る様に飛ぶ蛍や最終章「星の随に」の老婦人の遺した空襲の夜に見上げた空の絵は喪失を抱えていきる彼らを見守る存在もいてくれるのだと励ましてくれるような気にさせられる。世間の誰にでも喪失経験は起こり得るし、その喪失を抱えて生きる人生を強いられる事もまた同様。ただそれでも人生は続いていくし続けていかねばならない。そんな大切な何かを喪って一人残された状態でも歩いていく群像を描いた悲しく切ないけれども、最後にどこか希望の欠片みたいな物が残る短編5作。コロナ禍などで何かを喪った人たちも多いであろうこの時代だからこそ読まれるべき一冊と言えるかもしれない。

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