今週、Amazonで最も注目された本をカテゴリ別に毎週更新しています。買いたい本が決まっていないときの参考にどうぞ!
1位 死なばもろとも
著者:ガーシー(東谷義和)
発行日:2022年08月02日
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投稿者:Amazon カスタマー
恐ろしすぎる
あまりに世界が違いすぎて行動力、胆力、気合い、権力に立ち向かう姿にただただ呆然とするしかなかったです。賛否両論ありますが、これからも日本のためにご自身のやり方でSNSを更新していってほしいです。とにかく、ガーシーさんの行動、言動を表面でなく,中身を注目している人には読んでて考えさせられる内容です。
2位 13歳からの地政学: カイゾクとの地球儀航海
著者:田中 孝幸
発行日:2022年02月25日
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投稿者:一日一生
2時間で地政学と生き方が勉強できる
謎の古物商の店主と、高校生と中学生の兄妹によるやりとりを中心としたストーリー仕立てで、最新の国際情勢や地政学を一気に学べる良著です。私は海外駐在3年のサラリーマンですが、欧米のビジネスパートナーと接すると、彼らは若いうちから地政学を考えながら生き方やビジネス戦略を練るという考え方の癖がついていると感じます。日本人がこの点で弱いのは、大学までの学業で安全保障も交えた地政学のリアリズムを学ぶ機会が少ないからだと思います。その点でこの本は中高生向けの副読本となるのはもちろん、社会に出たてのビジネスマンも読む価値が高い本だと感じました。複雑なウクライナ情勢の経緯も、報道で見る以上にすっと頭に入るはずです。ぜひ、最後まで読んだ方がいいです。最後には少し哲学的な問いかけが待っていますので。
3位 本当の自由を手に入れる お金の大学
著者:両@リベ大学長
発行日:2020年06月19日
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投稿者:あにあに
盲目的な信者になってはダメ
お金の一般常識入門といったカンジで、この手の情報に疎い人には良い入門書になると思います。収入を増やす項目より、支出を抑える項目の方が参考になりますね。ただ、個人的に気になるのは盲目的な信者の皆様。学長は過去の統計からインデックス投資を取り上げていますが、もちろん株価が今後上がる事が保証されているわけではありませんのでご注意を。学長の動画でもいつも言っていますが「世界が良くなるならインデックスも上がる傾向」「統計的には上がる確率が高い」とだけ言っています。インデックス投資は絶対に得すると盲目的に信じて「暴落は嬉しいです!買い場ですね!」と言ってる人が本当に多いです。学長は「インデックス投資は儲かる」とは一言も言ってません。統計的に上がる確率が高いと言ってるだけですので、30年後に全然増えてなくても学長のせいにしないようにしましょう。あと、これは穿った見方なのですが、例えば楽天証券などからの広告料目当てで口座開設を促す場合、インデックス長期投資をオススメするのは最強の戦略なんですよ。落ちても上がっても「過去の統計からみて長期で持てばみんな勝てる」と言えるわけなので、大暴落が起きて責められる事もないんです。上がってる時は波に乗りましょう、下がってる時は耐えましょう買いましょう、で年中無休で口座開設を促す事が出来ます。別に嘘を言ってるわけではないので最強です。結果が分かるのは数十年後なので責められる事もないですし。私は両学長を疑っているわけでは全然ないのですが、自分ではそこまで過去の統計を信じていないのに口座開設の広告料目当ててでインデックス投資をオススメするようなアフィリエイターは星の数ほどいますのでご注意を。投資は自分の頭でちゃんと考えて完全に自己責任でどうぞ。
4位 ジェイソン流お金の増やし方
著者:厚切りジェイソン
発行日:2021年11月12日
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投稿者:Gent a.k.a
今すぐ始めよう
芸人としての厚切りジェイソンさんが好きで、ご本人の経歴等はよく知らないまま、興味本位でkindle版を購入しました。自分は30代半ばですが、「投資は損をする、毎日株価をチェックしなければいけないのでは」という漠然とした不安から、資産を増やす試みを全くしてきませんでした。よく本屋に並んでいる投資の本を手に取って眺めてみるのですが、どの本もそれぞれ分かりやすく書いていてくれていると思うのですが、自分の不安を解消するには至りませんでした。この本に書かれていることはとてもシンプルです。・支出を減らすジェイソンさんの節約哲学(コンビニは原則使わない、家族でお金の価値観を共有する等)は多くの人にとって共感できる内容だと思います。・簡単で堅実な投資から始めるNISAやインデックスファンド等、言葉自体は知っていても、具体的に何をすればいいか分からないといった方は多いと思います。この本では投資信託の基礎中の基礎をさらっと学ぶことが出来て、かつジェイソンさんのお勧めの投資の始め方を、自身の経験と考えを基にして具体的に教えてくれます。・お金を増やすことがゴールではないあくまでお金を増やすことは自分や家族が幸せになる為の手段である、ということが繰り返し語られています。この部分が人間としてとても信頼出来る人だと思います。自分はこの本を読み終わってすぐに楽天証券の口座を開設しました。最後に、この本の中で一番自分に深く刺さった言葉を紹介させて頂きます。『継続しろよ。ただやれよ。なんで続けようとしないの?』
5位 佐久間宣行のずるい仕事術
著者:佐久間 宣行
発行日:2022年04月06日
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投稿者:早乙女 輝(Hikaru Saotome)
アイディア、面白い企画書!今すぐできる仕事のコツ62全て記載!
結論から!すばらしい書籍である。新しいことやアイディアを求めている人には本書を買わない理由が見つからない程よい書籍である。私が一番勉強になったところは、第5章の企画術編である。視聴率が取れるアイディアの出し方やその企画書を上に通す企画書のコツなどの全てを隠さずに全て書き上げている。以下は本誌よりを理解してもらうため、各章を私なりに工夫して、詳細に記載させていただきました。ご参考にしていただけましたら幸いです。『尚、大変厚かましお願いで恐縮ですが、一番下の欄に『参考になった』を軽く、やっぱり強くタップしていただけますと私の生きる希望になります。』m(._.)m〜揉めずに最速で今すぐできる仕事のコツ62〜【もくじ】【はじめに】【第1章】〜仕事術編〜①「楽しそう」を最強のアピールにする②「雑務」こそチャンスに変える③「まだ早い」をあざとく使え④ 「チャンス」のためにはイヤでも謝る⑤合理的最強ツール「ホウレンソウ」を使い倒せ⑥相談のゴールは 「解決」にする⑦「すぐやる人」が結局残る⑧会議は「事前準備」で勝て⑨会議後の「5分」で差をつけろ⑩「他人の成否」を予想する11.「社内初」はローリスク・ハイリターン12.「キャリア相談」は相手を選べ13.会社に「合わせすぎない」14.らしくない仕事」をやってはいけない『コラム1』・佐久間宣行の「かばんの中身」【第2章】〜人間関係編〜16.「メンツ地雷」 を踏んではいけない17.コミュニケーションは「最短距離 離」より「平らな道」18.「横柄な態度」はコストが高い19.「コント: 嫌いな人」でバトルを避ける20.「合わない上司」は分析してみる21.「褒める」は最強のビジネススキル22.「陰口」はコスパが悪い23.会社に「友だち」はいらない24.「付き合いの悪いヤツ」でいい『コラム2 』・【INTERVIEW】 芸人 おぎやはぎさん【第3章】 チーム編25.自分の「キャラ」を理解する26.「ちょっと無理」する27.「お前ならできる」をうのみにする28.ビビらず「アピれ」29.「期待」しすぎてはいけない30.「イラついている実力者」と組め31. 「価値観の違うメンバー」で保険をかけろ32.ときには「自分でやったほうがいい病」になる33.「リスク管理」をする『コラム3』・【INTERVIEW】 放送作家 オークラさん【第4章】〜マネジメント編〜34.はだれより本気で動け35.「身内」にこそ気を遣う36.「会議」ではプライドを利用する37.「叱り方」にはコツがある38.空回りしたら「説明不足」「負担超過」を疑え39.「問題児」には先手を打つ40.人を責めずに「仕組み」を変える41.部下の仕事は「引き取らない」『コラム4』・ 【INTERVIEW】 テレビ東京プロデューサー 伊藤隆行さん【第5章】〜 企画術編〜41.企画書は「ラブレター」42.佐久間流発想術 ① 「反転法」43.佐久間流発想術② 「掛け合わせ法」44.企画には「自分だけの「原液』」を混ぜる45.「おもしろさの核」を相手に伝える46.企画こそ「仕組み」でつくれ47.「自分のキャラ」を利用しろ48.「ラブレター」を渡すには?49.「稼がなくていい企画」なんてない50.「いい失敗」をする51.ダラダラ「負け続けない」52.「インプット」し続ける53.苦しいこともいつか必ず企画になる『コラム5』・佐久間宣行の「企画書」公開!【第6章】〜メンタル編〜54.「メンタル」第一、「仕事」は第二55.給料分働けば十分「プロ」56.期限を区切れば「無敵」になれる57.悩みは「因数分解」で考える58.会社ではときに「エゴ」を貫け59.「運」を味方につける60.無気力なときは「再生産」を疑え61.「省エネモード」があっていい62.「奇跡」を信じる【コラム6】・ 佐久間宣行の 「メンタル回復スポット&ドラマ・本」・解説(齋藤修さん)【まとめ】最後まで、レビューをお読み下さりありがとうございます。本書に仕事のコツの楽しさを伝えてもらい、私たちにより多くの人の知的好奇心を満たしてくれる本でした。【レビューを終えて一言】『私の知りたかった売れる企画たてかたのコツやアイディアの出しかたのコツやがよくわかってスッキリしました。著者に感謝です。』今、仕事に苦しんでいる人みなさまにお薦めしたい一冊です。
6位 限りある時間の使い方
著者:オリバー・バークマン
発行日:2022年06月22日
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投稿者:c hec
ハウツー本ではなくエッセイ系の本
「限りある時間の使い方」というタイトルなので、てっきり効率的な時間の使い方などを紹介するタイムマネジメントのハウツー本かと思ったら違いました。人生の短さに対するエッセイ的な本です。エッセイっぽいので、筆者の思いみたいな文章が非常に多いです。半分くらいまで読みましたが、苦痛で、時間の無駄と判断し読むのは止めました。このタイトルから、タイムマネジメントのハウツー本だと期待した方にはお勧めしません。
7位 本質を捉えたデータ分析のための分析モデル入門 統計モデル、深層学習、強化学習等 用途・特徴から原理まで一気通貫!
著者:杉山聡
発行日:2022年07月26日
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投稿者:snow47
データサイエンティスト必携の書
「分析モデル」という書籍名の通り、データサイエンティストであれば使う機会が多い・今後あらゆる場面で使う可能性が高い・一度は見たり聞いたりしたことのある手法が網羅されています。各分析モデルにおいても「本質を捉えるために重視すべき事柄」がしっかりと触れられています。そして、この本の素晴らしいところはその構成です。さらりと記載されていますが序章ではベクトルの内積やベイズの定理について説明されています。初学者の方にはなぜ?と感じる方もおられるかもしれませんが、これらの理解は以降の分析モデルをとらえるための根幹的な位置づけです。お詳しい方にも改めて重要な位置としての提醒となるでしょう。その構成は、書籍全体を通じてもそうですし、各章ごとにも共通したものがあります。第1部では回帰と最小二乗法(これを理解することも非常にこの領域においては大きな意味があります)から始まり回帰・分類問題、第二部は非定形データの扱いとのまとまりですが深層学習系のモデルや言語モデル、第三部は強化学習、第四部はクラスタリングや因子分析や主成分分析、多変量解析と呼ばれた頃の数量化理論とベイズモデリング。かなりお腹いっぱいな内容になりそうなところで線形回帰に回帰し多重共線性についての説明。とりわけ誤差項の解釈については筆者の方の思いを感じる内容です。この方が書かれる時系列分析も期待したいです。私はデータサイエンティストの端くれですが、未経験のモデルについて検討するときや、モデリングについてのヒントを得たいときにこの書籍を紐解き、着想アイデアを得ることに用いていきたいと思います。
8位 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
著者:岸見 一郎
発行日:2013年12月13日
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投稿者:amazon2014
嫌われる勇気というタイトル
タイトルだけを見ると他人にどう思われようが自分の道を突き進め!みたいに物凄く前向きな話かと思う人は多いと思いますが、本編では「あなたを嫌うかどうかはあなたの問題ではなく他人の問題である」というように述べられており、その後には「だからあなたにはどうすることも出来ない。他人に自分の評価を変えるよう働きかけるのは間違ったアプローチ」という内容が続くので嫌われる勇気というよりも「他人に嫌われないようにしようなんて無駄な事は辞めなさい」みたいなニュアンスです。それよりもアドラー心理学の骨子とも言える目的論的な視点の部分を強調するような「あなたが不幸なのはあなたのせい」というタイトルの方がしっくりくるのではないかな。ただこれだと日本人ウケは非常に悪いのでこのタイトルになったのだろうと邪推しますが。本論で述べられている事は要するに「全てのことはあなたがそうあろうとして現にそうなってしまっているだけであり、今この瞬間にでもあなたは不幸のサングラスを外し幸せな世界を見ることができる」という事です。本編でも触れられていますがこの考え方は今現在鬱や引きこもりで悩んでる人には劇薬ですし、そういう方の家族や周囲の人がこの本を読んで間違ったアプローチをしてしまうと余計拗れるだけなので注意が必要。この本が向いているのはもともと外向的でストレスを抱えつつもなんとか出来てる人がさらに上手くやって行くためのものであり、内向的でナイーブな人、今現在対人関係の悩みに苦しんでいる人には勧められる本ではありません。そういう方が間違ってこの本の内容通り行動してしまうと取り返しのつかないトラウマ(この本の中ではトラウマの存在自体を否定、批判しています)を負うことになるのでそういう方はフロイト系の心理学の方がオススメです。
9位 数値化の鬼 ーー 「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法
著者:安藤広大
発行日:2022年03月02日
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投稿者:スポマンJAPAN!
数字を使って伸びている時こそ、数字の裏側にある大事なものが見えるようになりたい
書いてあることは悪くないが、著者にはパーソナルフィロソフィーが欠けている箇所が散見され、非常に危うく感じる。私が投資家であれば、投資はしない。山口周氏と足して2で割る必要を感じる。「プロ野球選手でいえば、普段どれだけ派手に遊んでいようが、試合で活躍してくれればいいわけです。」このような一文に愕然とし、残念な気持ちになる。そんなのが、良いわけないだろう。どんな手段を使っても、結果さえ出せばいいなんて粋がってる人間は、危うい。数字を使って伸びている時こそ、数字の裏側にある大事なものが見えるようになりたいものだ。
10位 苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」
著者:森岡 毅
発行日:2019年04月11日
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投稿者:やまやん
いつ読んでも遅くはない、名著中の傑作。
人事系のキャリアを積んでいます。 森岡氏の著作はこれまでも名著ばかりでハズレがなかったが、この本も唸るほど素晴らしい。版元のダイヤモンドが「10年に一度の傑作ビジネス書」と断言していたが、読んでみて20年や30年でない時代を超えて読み継がれていく、名著の中の名著だと確信した。震えるほどの感動と共に「生きていく勇気」をもらえた。人が働く意味、自分の人生を成功させる道筋が明確になる。どんな感想を持とうが人の自由という前提だが、いくつかある低レビューの内容は本質を射ていないと思わざるを得ない。少なくとも、自ら「底辺リーマンに価値などない」などと言う人に惑わされる人が少ないことを願いたい。上手くいかない己の人生に悲観しているのだろうが、新たな気づきを得て受容することができない、あるいは本質を読解する能力がないのだろう。そういう人は、だから底辺リーマンのままなのではないだろうか。人生を好転させる出会いやチャンスは何度もあるはず。この本もその1つ。多くの人にとって本質的な気づきをくれる金言に満ちている。人生を前向きに歩いていきたい人は、この本によって「どう生まれようが、どんな環境で育とうが、自分の特徴を知って価値に変え、自分にとっての成功にたどりつくノウハウ」を得ることができる。 もっと早く読みたかったという人が多いだろうが、どの時点から人生を好転させるにしても「己の特徴」を活かすしかなく、人生が長いほうが己の特徴やそれを知るための経験は豊かなはずなので、森岡氏が言うところの「特徴」はより明確にわかるはず。そういう意味で、人生に希望を見出したい人が読む限り、「いつ読んでも、誰が読んでも遅くはない」と敢えて強調しておきたい。
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