【2022年11月01日】現在、最も注目されている本ベスト10【文学・評論】

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今週、Amazonで最も注目された本をカテゴリ別に毎週更新しています。買いたい本が決まっていないときの参考にどうぞ!

1位 変な絵

変な絵
Audible
¥3,000(2023/06/27 01:46時点)

著者:雨穴
発行日:2023年02月24日

トップレビュー

投稿者:のばら
読んで、びっくり!!一気に読んでしまいました
雨穴(うけつ)さんの物語は、とにかく読み始めたら止まりません!そして、読み終えたら、ああ…そういうことやったんや!と愕然として、また読み返してしまいます。ぜひとも読んでください!YouTuberさんなんですが、こういう物語形式の動画が何本かあって、どれも面白いです。

2位 この部屋から東京タワーは永遠に見えない

著者:麻布競馬場
発行日:2022年09月05日

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投稿者:エース
先生ご無沙汰しています
先生、大変ご無沙汰しています。お子さんと旦那様との幸せな結婚生活は如何でしょうか。大変華麗で天真爛漫で、少しエロティックな先生ですから、きっと、とても順調なことと思います。マンツーマンでの英会話と受験英語を教わってから、もう10年近く経つのですね。当時の僕は先生のおかげで、精神的な充足と人生の歩み方についても一つのモデルを学ぶことができましたが、今でもその日々を懐かしく思います。少しだけ長くなってしまいますが、この10年の僕の歩みと葛藤、東京での日々を綴らせてください。当時先生には、「世界的に有名な外資系企業や総合商社で働いて、英語を存分に活用して著名なビジネスマンになりたい」という、壮大な夢と目標を語った僕ですが、それは単なる田舎のちょっと勉強が出来た小僧の戯言だったと思い知ったのです。大都市圏と勘違いされる、でも閉鎖的な田舎の港町に育ち、紅蓮隊や半グレ気取りの輩が闊歩し、巷の噂ではシンナーやマリファナに溺れた同世代がいる、パチンコ屋とサラ金、寂れた土産物屋、ブラックな食品工場。その程度しかまともな産業はない、かつての栄光の面影はとうに消え失せた街で僕は育ちました。幼き頃から身体だけは大きく、目立つ存在でしたが、同世代と仲良くなるのがとても苦手で、幼稚園や小学校では幾度も不登校になったりもしました。引っ込み思案で、どうやって友達の輪に入っていけば良いかもわからず、孤独で一人遊びを続ける、そんな子供でした。親が時折買い与えてくれる、歴史の本や兄が飽きたゲームをトレンドが過ぎてから、一人きりで熱中する、今思えば悲しく寂しい日々を送っていました。両親に好かれる子供ではなかったので、祖父だけが僕の当時の数少ない味方で、色々な場所に二人乗りのチャリンコの後部座席に乗って、連れて行ってもらったことを思い出します。あ、そうだ、遊戯王とかカードゲームのおねだりをする時はいつも祖父を頼っていました。両親には到底言えなかったので、こっそりと。でも、その祖父はもうこの世にはいません。今生の別れでした。僕の人生が少しだけ色づきはじめたのは小学校中学年になってからです。強制的に加入させられる色々な部活動。田舎恒例の強制加入です。陸上にバスケに体操に野球に駅伝に、なんでもやらされました。理不尽な教師たち、過去の栄光を振りかざすOB、外部指導者、たくさんの大人から叱責されるようになりました。何度逃げてやろうか、サボってやろうか、辞めてやろうかと考えたかはわかりません。でも不思議とやめなかったのは、孤独だった自分に一つの居場所ができたような気がしたからだと思います。あとは頑張れば頑張った分だけ、成績が伸びたり、周りから褒められたりするのが楽しかったのかも知れません。最終的には、野球をやることになり、小学生、中学生と一応続けました。一時期はプロになれるんじゃないか、そんな妄想を抱いていた時期もありましたが、大きな故障でそれも夢まぼろしになりました。高校に入っても続けましたが、ずっと治療の日々でした。肩や腰、肘、股関節、全部がボロボロで、もうハードな練習に耐えられる身体ではなくなっていたんですね。自分は甲子園を目指すメンバー達を、ベンチやスタンドから応援して、一緒に涙を流すなんて、青春のドラマを味わえるほど純粋ではなかったので、途中でキッパリと退部しました。ああ、もう怪我の治療や痛み、焦燥感で苦しまなくていいんだと思えた時、人知れず大粒の涙がこぼれて泣き通しました。僕の一つの人生はそこで終わりを迎えたのです。部活を辞めると高校生なんてのは暇でしかないので、当時流行ったmixiやキャリアメール、LINEを駆使して、色んな女の子と繋がって、セフレみたいになる、でも恋愛はしない、そんな空虚な日々を送っていました。学校の屋上でセックスしたことも何回かあります。先生と出会ったのはそんな暗い時期でしたね。なんにも目標が持てなくて、ぷらぷらして、適当な地元の会社に就職でもしようかとぼんやり考えていたときの偶然の出会いでした。親からふと渡された一枚のチラシにあった、生徒募集の内容を見て、暇だし英語ぐらいやっとくか、そんなノリでした。先生に初めて出会った時、正直身体に電流が走るぐらい、胸が高鳴って、ああこれが一目惚れってやつかなと思いました。歳で言えば8個ぐらい離れていたのにね。ませたガキだったなと苦笑します。マンツーマンの授業は先生の実家と、小さなマンションの一室で交互にやりましたね。毎回長い時間ではなかったし、授業のレベルも別に高くはなくて、むしろ適当。でも、当時の僕には先生と会える時間が、数少ない楽しみで一息つける貴重なタイミングだったんです。クラスでは浮いていたし、一部の友人を除いて誰とも話していなかった。とにかくブスで性格の悪い、同期女が嫌で嫌でたまらなかったんですよね。そんな暗黒時代に先生と出会えて、何か一つ大きな恩返しをしたいなと思えたんです。それが底辺高からの早慶への受験合格でした。数学も理科も好きじゃないし、学ぶ意味がわからなかったから、最初から私文一本で決めてましたね。目標ができた僕は、それまでの人生では考えられないほど真面目に、愚直に参考書に向かっていたのを思い出します。自分にこんな忍耐や知識欲があったんだなと、驚くぐらいでした。大学受験特有のストレスで何度も胃痛になったり、吐きそうになったり苦しかった姿は先生には見せていません。先生もご存知の通り、僕はMARCHの一角に滑り込み進学しました。結局第一志望に受かれないところも、自分の人生を暗示していたのかもしれません。めでたく上京してからは本当にいろんなことをやりました。光通信のブラック営業やアダルトサイトのネズミ講、個人家庭教師、歌舞伎町のバーの貸し手、底辺みたいな個人宅へのピンポン営業。数えればキリがありません。水商売にも何回か手を出しましたね。バーの店員、キャバクラのボーイ、ホストの体入。とにかく女性と煙草とお酒に溺れた4年間で、誇れる大学生活ではありませんでした。シーバスリーガル18年とガラムの香りに虜になり、なんと自分は意志の弱い人間なのかと自暴自棄になったことも少なくありません。関東連合の名残が残る、村のような地域の狭く暗いワンルームマンションに行きずりの女性を連れ込むことに酔っていたのです。大志を抱いていた僕はどこかの彼方に消え去っていました。そんな生活を続けながらも就活をしました。多分1年間ぐらいやって、100社近い会社を受けたと思います。自己意識と妄想で肥大化した僕は、総合商社、外資系コンサル、投資銀行など学生の憧れの業界はすべて受けました。電通の鬼十則に何故か感動を受けて、広告マンも良いかなとか思う自分もいました。僕はきっと社会に名を轟かせるイケてるビジネスマンになれるといつしか錯覚していたのかもしれません。結局、すべて落ちたことで自分の限界はこんなものかなと、ここでも見切りをつけられました。最終的には、辺境の地にあるレガシーなパソコンメーカーになんとなく入ることになったのも、一つの運命かと悟りました。胡散臭いベンチャーや、悪徳不動産屋に入るよりは幾分かマシな人生になるだろうと下手な計算までしていたのです。いざ入ってみると、社内に満ちた鬱屈とした雰囲気と綺麗な社屋にアンビバレントさを感じつつ、おじさん営業達の集団に無造作に投げ込まれたことで僕自身を虚無感が包み込みました。黒光りしたサイコパスなマネージャー、陰険なメンター、酒とゴルフとおべっかしか武器の無い担当役員達。人事担当者に力説されたグローバル感や働きやすさは全くの虚構でした。メンター自らのミスを新卒である自分に全て被せられた時、心の中で何かが崩壊する音が聞こえた気がしました。翌日僕は社内診療医の元に駆け込み、休職申請を出し、逃げるように会社を去りました。ああ人はかくも脆く、簡単に折れるのだと身を持って体験したのです。それからなんとか社会復帰をして、いまでは中小零細のIT企業で自分の立場もよくわからないままに、苦悩し続けています。正直、社会には何の価値も提供していない虚業のような仕事で、いつ無くなっても良いとさえ考えています。きっと世の中の仕事なんてそんなもので溢れてるのではないでしょうか。いま僕は古ぼけたレトロなマンションの一室でこの文章を書いています。他人に自信を持って自慢出来るような晴海のタワマンや燦然と輝く東京タワーが美しく見える麻布十番のマンションではありません。華やかは皆無です。ただ、東京で生きることの刺激や苦しさ、葛藤、挫折感を痛いほど味わった僕にとってのある意味でお似合いの部屋だなと思います。先生と出会ったあの時の純粋さやときめきの感情をもう一度思い出すことはきっと出来ないのかもしれません。東京で身に付いたのは、社会的な仮面をつける事や自分の限界を見極める能力、そして女性を少しだけ魅了する甘い言葉のかけ方とか、そんなところでしょうか。馬鹿らしくて笑ってしまいますね。きっと今の僕なら、先生と向き合って直視しながら本心を伝えられるような気がしています。いつかそんな日が来ることを、心の片隅に留めて。もう少しだけこの東京砂漠で、僕なりにシニカルにマイペースに日々悩み、生きてみようと思います。先生、お元気で。

3位 負けない人生

負けない人生
潮出版社
¥880(2023/06/26 23:57時点)

著者:古川 智映子
発行日:2022年10月20日

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投稿者:OZ
文章が易しくて分かりやすい
古川さんが何度も障害にぶつかりながら、それを乗り越えていく姿に感銘しました。小説の主人公以上の苦難を何度も乗り越え、その度に絶対的幸福境涯を勝ち取り、生き抜く姿が、優しい文章で綴られていて、一気に読んでしまいました。

4位 転生したらスライムだった件 20 (GCノベルズ)

著者:伏瀬
発行日:2022年09月30日

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投稿者:海猫
ストーリーは面白い
今に始まったことではないんですが、読みにくい。技や装備の説明がくどいし、戦闘はワンパターン(味方優勢→敵方優勢→味方勝利)、戦闘初期からフラグだらけで先が読めてしまうのが非常に残念です。ストーリーは好きなんで一巻から熟読してますが。今後の意表を突く展開に期待します。

5位 変な家

変な家
飛鳥新社
¥1,400(2023/06/28 23:09時点)

著者:雨穴
発行日:2021年07月22日

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投稿者:miumiu
なんか不気味
フィクションなのかノンフィクションなのか、でも、あり得そうな話で怖かった。

6位 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身Ⅹ」

著者:香月美夜
発行日:2022年12月10日

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投稿者:

7位 すべてのことはメッセージ 小説ユーミン

著者:山内マリコ
発行日:2022年10月27日

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投稿者:コリアンダー
ユーミン物語以上の広がり
荒井由実時代の歌が好きで読みました。最高のユーミン物語でありながら、それ以上に、想像以上の広がりがある、面白い作品でした。近代以降の日本のカルチャー的立ち位置について、合点するところが多々あり。この数年読んだ小説のなかでもピカイチといっていいくらい完成度高いのではないか。山内マリコさんのほかの著作も読んでみたくなりました。

8位 マクロス超百科

マクロス超百科
講談社
¥3,300(2023/06/28 23:09時点)

著者:講談社
発行日:2022年10月28日

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投稿者:KANI
まあ・・・・・・
やや予想はしてましたがタイトル倒れ。何が超百科か。せいぜい初心者向けの概要羅列レベル。新しい発見は何もありませんでした。価格のわりに満足感が極めて低い。ちょっと返品しようかと思ったぐらい。やはりマクロス系の本は設定資料集とかを買うべきですね。こういうまとめ系は全部外れと思った方がいい。誰が何のために誰のために企画しているのかもわからない出来。熱意が、愛が無いですよ。語れる内容は山ほどあるはずなのに残念です。

9位 一汁一菜でよいという提案 (新潮文庫)

著者:土井 善晴
発行日:2021年10月28日

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投稿者:さばの味噌煮
味噌汁のすごさを再認識
野菜を茹でて味噌を溶けば味噌汁になる。野菜が多く入っていれば、それがおかずになる。毎日これでいい、これで十分なんだと、味噌汁のすごさを再認識しました。

10位 傲慢と善良 (朝日文庫)

傲慢と善良 (朝日文庫)
朝日新聞出版
¥891(2023/06/27 01:46時点)

著者:辻村 深月
発行日:2022年09月07日

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投稿者:Amazon Kobe User
結婚について考えましょう
結婚をしたい人結婚して時間が経っている人みんなにオススメです。

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