【2022年11月11日】現在、最も注目されている本ベスト10【ビジネス・経済】

本・電子書籍

今週、Amazonで最も注目された本をカテゴリ別に毎週更新しています。買いたい本が決まっていないときの参考にどうぞ!

1位 限りある時間の使い方

著者:オリバー・バークマン
発行日:2022年08月16日

トップレビュー

投稿者:osamu
読む価値あり
今迄の切り口と違っていて面白かった。自分には実践する自信はないが考え方には共感できる部分は多かった。

2位 運動脳

運動脳
 
¥1,650(2023/06/26 23:57時点)

著者:アンデシュ・ハンセン
発行日:2022年08月19日

トップレビュー

投稿者:柚
要するに運動は脳に良い
要するに運動は脳に良いことを言いたいのは分かるが、内容がクドくて冗長だった。

3位 世界インフレの謎 (講談社現代新書)

著者:渡辺 努
発行日:2022年10月20日

トップレビュー

投稿者:submartingales
実質賃金の上昇を伴わない「デフレ脱却(インフレ)」は無意味
本書はインフレ問題に関する知的刺激に富む優れた啓蒙書であり、若手研究者が研究とはどのようにして進んでいくのか、その具体的な研究過程を学習する上でも参考になる価値ある書です。著者の前作『物価とは何か』も是非読んでみたく思わせる内容の濃い作品でもあります。そのことをはじめに強調した上で、本書を読んでいくつか気になった点を指摘したいと思います。第1に、渡辺教授は「慢性デフレからの脱却」を主張しています。そして黒田日銀総裁による異次元金融緩和に対して比較的肯定的であるように見受けます。もっとも、それは「デフレ脱却」を主張している他の多くの経済学者および政策担当者と共通の立場であり、その意味においては非常に一般的な考え方であるといってよいでしょう。しかし、「デフレとは何か?」について大きく異なった考え方を持った人々が多数おり、その結果、日本再生に関する議論に多くの混乱が生じています。ある人々は「デフレ脱却」の意味を物価水準の上昇すなわちインフレと同じ意味に理解する一方、他の人々は「実質賃金と実質成長率の上昇を伴うインフレ」と理解しています。しかし前者と後者の解釈(「デフレ脱却」の定義)の間には根本的な違いが存在します。後者は日本経済の再生に直接つながりますが、前者には何の価値もありません。なぜならば、前者は実質経済の改善が伴わない単なるインフレすなわち名目価格の上昇にすぎないからです。前者は、運が悪ければ、インフレ(そして円安)・スパイラルを引き起こしてしまいます。本書の中で(p.245~6)、渡辺教授は、イタリアやベルギーのように実質賃金の上昇はゼロでも名目賃金が上昇しているようなインフレ状態を目指すべきだ、と主張しています。これが渡辺教授の考えている「デフレ脱却」の中身だと思われます。しかし、実質賃金が上昇しないで名目賃金と物価が上昇する状態(単なるインフレ)にいったい何の価値があるというのでしょうか?実質賃金および実質成長率の上昇が伴わない単なるインフレには何の意味もありません。なぜならば、それは純粋な賃金・物価スパイラル問題を引き起こすだけで、日本経済が直面している本当の問題である実質賃金と実質成長率の長期的停滞の解決策にはならないからです。また他の箇所で(p.255)、渡辺教授は「経済再生には、賃金と物価の好循環を取り戻すことが不可欠で、・・・」と主張しています。これも、文脈から判断すると、実質賃金および実質成長率の上昇を伴わない賃金・物価スパイラル(渡辺教授の考える「慢性的デフレ脱却」)を意味しているものだと思われますが、それも単なるインフレ(名目価格の上昇)でそれ自体には何の価値もないのではないでしょうか?単なる賃金・価格スパイラルを意味する「デフレ脱却」では、人々の経済厚生を増大させるわけでもなく、名目変数だけの変化であり実質的な変化は含まれていません。そのような意味での「デフレ脱却」を、多くの経済学者や政策担当者が日本再生のために不可欠だと考えるのは、単なる「思い込み」にすぎないのではないでしょうか。逆に、そのような名目変数に関する「思い込みからの脱却」が日本再生のための前提条件だと思われます。ちなみに、シュンペーターを敬愛する吉川洋教授の議論(『人口と日本経済』など)では、日本再生のために不可欠なイノベーション(生産性の上昇)を通じて実質賃金そして実質経済成長率の上昇を実現することの重要性を強調しています。私の意見では、吉川教授の方が日本経済にとってより核心的な問題と正しい政策の方向を示しているように思われます。所詮、金融政策そしてインフレはせいぜい短中期のインパクトしか持ちえません。長期的には通貨(金融政策)の中立性が成立しているのです。通貨の長期中立性とは、金融政策によってたとえ一時的に景気が良くなったとしても、その後、反動として景気が悪くなることによって相殺されるので、長期的には金融政策は無力である(実質成長率を上昇させることはできない)ということです。日本再生のためには長期的な実質賃金そして実質成長率を上昇させることが不可欠であり、そのためには生産性を向上させる実質的な経済政策が必要になってきます。その点が渡辺教授の議論(問題意識)の中では軽視されているように見えます。結論として、金融政策やインフレ(賃金・価格スパイラル)を通じて日本再生(長期実質成長率を上昇させること)は実現できないのです。第2に、渡辺教授は「1970年代に起こったインフレの主犯が原油価格の上昇ではなかったことは、はっきりと確認されています。・・・つまり、原油高が起こる前に、すでにインフレは起こっていたのです。(p.99)」と述べています。しかし、渡辺教授は本書の後半部分でインフレ予想は「自己実現」するという議論を展開しています(p.227~9)。わたしもインフレ予想は「自己実現」する傾向があることには同意します。しかし、もしそうであれば、原油高が起こることを予想し、実際に原油高が起こる前にインフレ予想が「自己実現」したと説明することができるのではないでしょうか。そうだとすれば、原油高が起こる前にインフレが起こっていたのでインフレの原因は原油高ではない、と主張することはできなくなります。1979年の第二次オイルショック時のインフレ率上昇はどう説明するのでしょうか?第3に、今話したインフレ予想に関連した点ですが、本書の中で渡辺教授は「インフレの制御とはインフレ予想の制御にほかなりません。(p.100)」と述べています。この主張は、多くの経済学者および政策担当者、特に日銀エコノミストの間で強く共有されている考え方だという印象があります。しかし、インフレ予想は現実の経済状態に基づいて形成されるものであり、空想の世界で形成されるものではありません。したがって、インフレ予想を操作するためには現実の経済を操作できなければなりません。ですから、インフレを操作するには、現実の経済を操作できなければ不可能という結論になります。インフレ予想だけを、例えば、日銀が金融政策で自由に(勝手に)操作することはできないわけです。実際、黒田日銀総裁による異次元金融緩和は2%のインフレ目標を2年で達成することに失敗しました。第4に、渡辺教授は「日本再生には、賃金と価格の好循環を取り戻すことが不可欠」と述べて政府が人為的にでも賃金・価格スパイラルを引き起こすこと必要だと思い込んでいるようです(p.246~56)。しかし、それは日銀黒田総裁と同じ立場で、とても危険な思い込みです。特に、インフレが世界的な広がりを見せている現時点において、日本国内でインフレ政策を政府日銀が邁進することはとてもリスクが高く危険です。いったんインフレ・スパイラルが発生してしまうとコントロールすることが困難になってしまうからです。最終的には、失業と不況を伴う強力な総需要引締政策を実施しなければならなくなります。結論としてまとめると、実質賃金と実質成長率の上昇を伴わない「デフレ脱却」は無意味だということです。意味がないどころか非常に危険なことだということです。名目的な意味での「デフレ脱却」という誤った思い込みから脱却し、イノベーションによる生産性の上昇を目指すことが日本再生のための前提条件です。以上、本書を読んで気になった点を指摘してみましたが、初めに述べたように私は本書を非常に高く評価しています。ただし、私が指摘した上記の問題点は、渡辺教授を含む多くの経済学者や政策担当者に深く掘り下げて批判的に考えてほしい重要なポイントであります。

4位 影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

著者:ロバート・B・チャルディーニ
発行日:2014年07月10日

トップレビュー

投稿者:西岡詩穂
ありがとうございました。
自分に思い当たる節がたくさんあった事や、人はそうやって色々な選択を繰り返しながら生きてるのだということを改めて知る事ができました。日常でそういう選択や人の行動にあまり疑問に思わず生きてきたのですが、これからは何かを選択する時はまずなぜなのかをちゃんとこの本と結びつけて考えようと思います。

5位 経営12カ条 経営者として貫くべきこと

経営12カ条 経営者として貫くべきこと
日経BP 日本経済新聞出版
¥1,870(2023/06/27 01:45時点)

著者:稲盛 和夫
発行日:2022年09月07日

トップレビュー

投稿者:猫bot
経営の本質
会社経営を成功させるための原理原則がわかりやすく書かれていてとても勉強になりました。

6位 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
ノーブランド品
¥1,650(2023/06/26 23:53時点)
嫌われる勇気 : 自己啓発の源流「アドラー」の教え

著者:岸見 一郎
発行日:2013年12月13日

トップレビュー

投稿者:まる
良かった
しっくりくる部分もあり理解しにくい部分もありそれも当たり前と本書でもズバリ言っててすんなり読めた。ありのままの自分を受け入れて生きるちょっと生きやすくなるかなぁって思えた一冊でした。

7位 会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方

著者:大手町のランダムウォーカー
発行日:2020年03月28日

トップレビュー

投稿者:ふき
勉強中
なかなか一気には読めませんが、必要な知識だと思って読んでいます。

8位 YOUR TIME ユア・タイム: 4063の科学データで導き出した、あなたの人生を変える最後の時間術

著者:鈴木 祐
発行日:2022年10月19日

トップレビュー

投稿者:buyan
読んだだけでも、気分が晴れる
素晴らしい本でした( *¯ ꒳¯*)✨読みやすい本で読んだだけでも、気分が晴れました。時間術の最終形態→時間感覚を見直すφ(._. )メモメモ読みやすい理解しやすい記述分かりやすく説明する為のストーリーテリングが随所に勉強になりましたm(_ _)m

9位 きのう何食べた?(20)特装版 (プレミアムKC)

著者:よしなが ふみ
発行日:2022年10月21日

トップレビュー

投稿者:Amazon カスタマー
またまた良かった
今回もやっぱり良かったです。この先長く長く二人が素敵な時間を過ごせますように。

10位 さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0

著者:トム・ラス
発行日:2017年04月13日

トップレビュー

投稿者:11cc
自分の特性を客観的に知れた
判定は一部半信半疑ではあるが、これからそれを活かす行動をしていきたい。それをしないと意味がない!

コメント

タイトルとURLをコピーしました