【2022年11月16日】現在、最も注目されている本ベスト10【社会・政治】

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今週、Amazonで最も注目された本をカテゴリ別に毎週更新しています。買いたい本が決まっていないときの参考にどうぞ!

1位 バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書) 言ってはいけない

著者:橘玲
発行日:2022年10月15日

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投稿者:Daimaoh
正義の方々は読まぬように
正義の方々には最初から読まない事をお勧めする。おそらくストレスが溜まって嫌な想いをするだろうから。悪である評者には特に前半は痛快な本だったけれども、さりとてその快感こそが認知バイアスの類であるとして自重せねばと感じる。また自尊心について書かれた部分は、どうも著者と意見を異にするため、本の種類として星5つというわけには行かなかった。著者が正義の徒に狙われないことを祈りつつ。

2位 ガンになりたくなければコンビニ食をやめろ!

著者:吉野敏明
発行日:2022年12月21日

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3位 GINGER[ジンジャー] 2023年 1月号

著者:幻冬舎
発行日:2022年11月22日

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4位 世界インフレの謎

著者:渡辺 努
発行日:2023年01月27日

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投稿者:mkabuto
行動変容がインフレの原因
コロナ後の世界の在り方、生活の在り。方について考えるきっかけとなりました。読みやすいので一読してみることをお勧めします。

5位 文藝春秋2022年12月号[雑誌]

著者:藤原正彦
発行日:2022年11月10日

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投稿者:古本虫がさまよう
安倍晋三が「女系天皇」を認めていたのなら「ヘェ?」だが、「愛子天皇を認めていた」? それがなにか?
『文藝春秋』(2022年12月号)をパラパラとめくった。岩田明子氏の『安倍晋三 秘録(3)  「愛子天皇」を認めていた』……。表紙にも「安倍晋三秘録『愛子天皇』を認めていた」と刷り込んでいる。男の跡継ぎがいなければ、「女性天皇」を認めるしかないことになると認識した程度のことを「愛子天皇を認めていた」と大げさに書いているのでは……と思って読んだら……。案の定、そうだった? 男系の女性天皇は過去にもいたし、男系女子の「愛子天皇」を認めるのは何の問題もあるまい。安倍さんが『「女系天皇」を認めていた』」となれば大ニュースだが……。「女系天皇」と「男系女性天皇」の違いがわからない層に対してアピールしようとしたのかな?岩田さんの筆致もこんなもの。「あくまでも秋篠宮や悠仁さまへの皇位継承を前提としたうえで、さらに皇統の存続を確かなものにすることが、重要であるとの立場だった」「あくまでも男系を維持する目的で、一時的な男系女子の容認、つまりは愛子天皇の誕生を認めるとの考えを、すでにこの頃から朧気に抱いていたことが分かる」それがどうした?という感想しか浮かんでこなかった。ともあれ、文春のタイトルを見て、どうせそうだろうと思ったのも、文春オンラインで、徳岡孝夫さんが似たようなことを語っていたからだ。まずは、徳岡さんのコメントをちょっと引用してみる。3年前のこの記事、最近知って読んだばかりだった。【“愛子天皇”は是か否か】「女権拡張を見るにつけ、日本の精神風土が変わるのもしゃあない」徳岡孝夫氏インタビュー令和皇室、最大の“宿題”をどう考えるか徳岡 孝夫2019/12/08source : 週刊文春デジタル—————————————————-女性天皇と女系天皇も、“時と場合によっては”あり得るのではないか。緊急避難的な事態もやむを得ないのではないか、と考えるわけです。 僕がそう思い始めた理由は、たったひとつ。男の子がお生まれにならないから。このままでは、お血筋が絶えてしまう。この生物学的な現実は、どうしようもありません。 平成18(2006)年1月26日号の『週刊文春』に、「女性・女系天皇『識者14人』私はこう考える」という特集が載りました。小泉純一郎内閣で議論が始まったときです。僕はその記事で、「理屈じゃない、男でないとダメ」と述べました。以下は引用です。〈私は「天皇」という存在に、古代から続き、これからも永遠に続いていく日本の「家長」を感じています。これは心のありようなので、理屈で判断できない。〉〈皇室に一夫一婦制が導入されたのは、大正天皇の時代から。天皇が「象徴」だという発明も、60年前になされたものです。ヘーゲルの弁証法も、民主主義の思想も、「天皇」の起源に比べればずっと新しい、チャチなものです。 最近発明された制度や概念を持ってきて合うとか合わないとか言うのは、流行のルイ・ヴィトンの鞄が似合うかどうかと同じで、まったく意味のないことです。〉「徳岡、お前は転向したんか!」と言われると辛い。前回は確かにそう思っていたけれども、時間がたって心境の変化があったのです。だって、生まれへんものはしゃあない。皇室の将来を心配するのは、日本国民として当然のことやからです。 昭和から平成の御代替わりのとき、皇位継承資格をもつ男性皇族は、天皇(現上皇)のほかに7人いらっしゃいました。現在は、84歳の常陸宮を含めて3人です。戦後70年で、男子の皇族は3人しか生まれていませんが、内親王と女王は10人生まれています。降嫁された女性皇族(戦前生まれ含む)が7人。せっかくたくさん生まれている女性の皇族を民間人にしてしまうのは、もったいないことです。 それに今の日本の趨勢は、「男にできることは、女にも全部できる」という主義です。いつ誰が決めたのか、知りませんけどね。それだけではなしに、「男にできることは女にも全部できると認めないことは、けしからん」という大合唱が、世の中にとどろいている。ほんなら、女に大相撲がとれるかと反問したいですが。 この女権拡張を見るにつけ、「日本の精神風土が変わるのもしゃあないな」と思わざるを得ません。女性でも天皇の職責を十分に果たし得るどころか、果たし得ないであろうと言おうものなら、大変なことになると恐れます。「憲法を見てみい」と言われたら、何も言い返せなくなってしまう。ここは言論の自由のない国や。 僕の結論は、女性・女系天皇について絶対駄目だとは思っていないというか、できれば男系を守ってもらいたいけれども、この現実に直面して、やむを得ない場合には仕方ないという消極的なものです。———————————————-至極まっとうな正論だと思う。できれば男系のほうがいいにきまっているけど、男系男子が生まれなければ、女系天皇も仕方ない…と考える徳岡さんの見解に、ほぼ賛成だ。安倍さんは、女系天皇には反対の立場。それを容認しようとする小泉首相には抵抗している。そのシーンは岩田エッセイにも書かれた通りだろう。悠仁親王(ひさひとしんのう、2006年〈平成18年〉9月6日 – )がお生まれになって、いまは、男系のお子さんがいるんだから、愛子天皇は考えなくてもいいだろう。男系のお子さんが生まれる前なら、愛子天皇もあり、愛子天皇やむなしという意見を持っていた人は、そこそこいたことだろう。だが、男系男子が生まれた以上、とりあえずは、愛子天皇? ノーサンキューと考える人も多くなったはず。これまた当然のこと。20年前に、愛子天皇を認めたり女系天皇も場合によっては…と考えた保守派がいたとしても、その心境はまぁ、徳岡さん的な考えだったといえよう。そりゃ、ネバーセイネバーが世の中の常。女系天皇とてありうるとは思う。もちろん、天皇制度の廃止もありうるかも? そんなことは絶対ありえない—-とは絶対的に言えないものだから。ありえないといえば、江藤淳全集なんか膨大すぎてありえない?その点、紙では無理と思われた全集が電子版で刊行されつつあることは風の便りで聴いていたが、そのあたりの発端を綴った平山周吉氏のエッセイ「電子で甦える江藤淳」(巻頭随筆)も目にとまった。世の中の出来事は、ちょっとした思いつきや信念や偶然などで起こり変動していくものだと痛感した次第。

6位 安倍晋三 MEMORIAL

安倍晋三 MEMORIAL
飛鳥新社
¥3,000(2023/06/30 04:40時点)

著者:月刊Hanada編集部
発行日:2022年10月28日

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投稿者:キジトラ猫
買って良かったです。
写真集までは。。と迷いに迷っているうちに初回限定特典付きが完売してしまい、遅ればせながら注文しました。帯に傷がありガッカリしましたが中を開けると特典付きの第一刷でビックリしました。選りすぐりの写真の数々を拝見して、日本のために貢献し多くの功績を遺してくださった偉大な総理大臣だったことを実感し、あらためて感謝の意と共にご冥福をお祈り申し上げたいと思います。

7位 橋下徹の研究

橋下徹の研究
飛鳥新社
¥1,540(2023/06/27 01:46時点)

著者:百田尚樹
発行日:2022年12月15日

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投稿者:

8位 聞く技術 聞いてもらう技術 (ちくま新書 1686)

著者:東畑 開人
発行日:2022年10月11日

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投稿者:hi02
心理療法の基本に立ち戻れる良書
現在多くの心理療法がある中で、東畑さんは敢えて”聞く””聞いてもらう”ことの効用を説いている。しかも、”聴く””聴いてもらう”ではないこともミソでその理由は本書を読んでのお楽しみ。聞くことの重要性とは、心理療法の観点に立てば原点回帰だが現在の臨床心理学界を牽引している東畑さんが説くからこそ説得力が増す。結局心理療法とは、聞くことなんだと思う。私が大学院生だった時に指導教授から「心理療法とは、相手の気持ちを汲むことである」と教わったことを思い出した。私は現在児童への心理療法を専門にしており、児童へのアプローチもいろいろあるが、やはり”遊ぶこと”が児童への心理療法の基本であり、かつすべてである、と改め思った。また、私のような心理士の端くれが対応に困った時に専門書にあたるのも、困って相手の話を聞けない状態から、専門書を読んで相手のことを少し理解することで、話を聞ける状態になるために行っていることなんだな、とも改めて思った。本書は、心理療法の基本に立ち戻れる、かけがえのない良書だ。

9位 13歳からの地政学: カイゾクとの地球儀航海

著者:田中 孝幸
発行日:2022年02月25日

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投稿者:Amazon カスタマー
読みやすいし分かりやすい。
読みやすいし解りやすい。家族で回し読みし、世界史を改めて学び直したくなりました。

10位 物価とは何か

著者:渡辺 努
発行日:2022年05月06日

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投稿者:Zanarkand
企業活動や我々の暮らしから物価とは何かについて解説
「物価とは何か」について、経済学を使って解説した本。著者は物価と金融政策を専門とする東大大学院の教授で、著名な経済学者である。 まず第1章で著者は、個々の商品の値段と物価(CPI)の関係、すなわち商品価格の変化は一過性で互いに連動性が弱く、従って個別商品の価格上昇は、物価上昇にはつながらないとの事実を解説する。続く第2章では、期待インフレ率(人々のインフレ予想)が変化するとそれと同じだけ金利も変化する、つまり物価と金利が密接に結びついている現象(フィッシャー効果)を解説し、物価を動かす要因について深堀りしていく。第3章では、フィリップス曲線、自然失業率仮説など、インフレ予想に関する理論の発展、またそれらにより実施された政策を紹介する。 第4章では、日本でデフレが進行する謎について考察する。企業は客離れを恐れるあまり原価上昇分を価格転嫁することをためらい、これが同業者間での牽制を誘い、企業間の価格硬直性の連鎖が起こっていることを著者は指摘する。日本企業は次第に価格の支配力を喪失させ、商品の小型化によるステルス値上げ(価格は据え置きだがいつの間にか量が減っている)と、世代交代時の値戻し(商品のマイナーチェンジ時に下がった価格を元に戻す)という変則的な方法で対応してきており、これが日本で物価が緩やかに下落している一因ではとの仮説を展開する。第5章では、物価理論の今後の展望について語っていく。 経済学からアプローチしているので一定の知識は必要だが、理論ばかりの教科書ではなく、実際の企業活動や我々の暮らしから、物価とは何か、物価はどのように動くのかについて、比較的平易に解説されている。特に第4章では日本の物価下落について、身近でよく見られる日本企業特有の行動や我々消費者のマインドを要因としてあげており、なかなか腹落ちする内容であった。2022年10月現在、近年経験もしなかったインフレが世界を覆っている。そのような情勢の中で、物価についての基礎学習を目的とする本といえる。

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