今週、Amazonで最も注目された本をカテゴリ別に毎週更新しています。買いたい本が決まっていないときの参考にどうぞ!
1位 世界で闘うプログラミング力を鍛える本 コーディング面接189問とその解法
著者:Gayle Laakmann McDowell
発行日:2017年02月27日
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投稿者:Amazon カスタマー
コーディング面接に特化している
GAFAMなどの企業で行われているコーディング面接の対策ができます。良い本ではあると思いますが分量が多いので大変です。モチベーションを上げる工夫がないと挫折します。
2位 ウクライナ戦争 (ちくま新書 1697)
著者:小泉 悠
発行日:2022年12月08日
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投稿者:Meuniere
あの軍事侵略から1年~ちょうどいいおさらいになる概説書
昨年12月の刊行以来、各界で話題になっていた本書を私も読んでみた。著者はロシアの軍事・安全保障政策を専門とする研究者で、現在は東京大学先端科学技術研究センター専任講師だが、昨春以来多くのメディアに引っぱりだこ状態である。まずは軍事侵攻の1年前あたりからの流れと、それ以前の2014年クリミア半島併合・所謂ドンバス地域の分離独立武装勢力との対立などを、総合的かつ丁寧に読み解いているので、非常に分かりやすく、いいおさらいにもなった。小泉氏は軍事が専門なので軍事的ファクトを重視し、変にイデオロギー的側面からのバイアスもかけず、「なぜ今、プーチンがウクライナへの侵略に踏み切ったのか」~明らかなところと未だベールに包まれた部分をきっちり踏まえて解説している。そこがいい。勿論、ロシア当局が散々垂れ流してきた様々な「フェイク情報」も穏やかに、しかしきっちり否定している。一部リベラル・左派にはそうしたロシア・プーチン政権の言い分に妙に肩入れする御仁もいるから、要注意である。この論考は昨年9月時点までの動静を踏まえているが、今日現在でも、「この戦争」の終結の見通しは全く立たない。「落としどころ」は一体どこにあるんだろう。ただ、著者は「おわりに」で、ロシアとウクライナの状況を中国と台湾の関係と引き比べ、日本がポーランドのような役回りを担う可能性を示唆するが、そうした仮定よりも、プーチンが抱いているであろう「大ロシア主義的願望」をかつての帝国日本が持った「大アジア主義」と引き合わせて考えてみる事も大切だろう。そして「侵略する側」が「どういう理屈」を並べ立てて攻めて来るのか~そこを厳しく見極めなければいけないんだろうと思う。タイムリーで、いい参考書でした。
3位 バカと無知: 人間、この不都合な生きもの
著者:橘 玲
発行日:2023年03月17日
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投稿者:佐々木
人は臆病で優しい
進化心理学や脳科学、人間行動学を通し、人間の本性をあぶりだしていく。ヒトは集団で生きる社会的生き物。ゆえに、自分の立場をたもつために、誰かにマウントを取ったり、取られそうになるのを回避したりと、高度なコミュニケーション能力をみにつけるようになった。橘さんはダーウィニストで、根本的には我々とチンパンジーに変わりはないということから、思考をしているように感じた。そこに単純な人間讃歌の希望はないが、卑下するような絶望もない。人間は面白いかたちで集団を形成するようになって、発展してきた。世界経済はグローバル化して上昇を続けているし、人口は増え続けている。殺戮や犯罪も減っている。人間は根本的に臆病で優しい。きっとアップダウンをくりかえしながら、もっと住みやすい未来へとヒトは発展していくのだろう。
4位 文藝春秋2023年1月号[雑誌]
著者:藤原正彦
発行日:2022年12月09日
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投稿者:ぱみゅぱみゅ
鈴木おさむさんの小説が読みたくて
真実はフィクションでは表現させてもらえない。真実を伝えるために敢えてノンフィクションとして発表したのでしょうね。鈴木おさむさん、ありがとうございました。
5位 死は存在しない ― 最先端量子科学が示す新たな仮説 (光文社新書)
著者:田坂広志
発行日:2022年10月19日
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投稿者:ShinT
とても清々しい気持ちになりました…
科学者としての視点を保ちつつ、ともすれば怪しげな色合いを帯びてしまうテーマについて淡々と丁寧に論を進めていて最後まで読み通すことができました。新たな視点を与えてくれる良書だと思います。
6位 13歳からの地政学: カイゾクとの地球儀航海
著者:田中 孝幸
発行日:2022年02月25日
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投稿者:Amazon カスタマー
様々な教育の場で読んで欲しい
この本を読めば地政学が分かる、というものではないと思います。しかし、地政学に限らず、今後の学びを後押ししてくれると思います。それだけでなく、国同士の争いや民族紛争の事例を通し、差別やいじめに関しても示唆を与えてくれるものだと思います。時間をおいて再読したいと思います。良い本だと思います。
7位 橋下徹の研究
著者:百田尚樹
発行日:2022年12月14日
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投稿者:〜夢〜
一読を。事実だけを積み重ねて・・・
マスコミで活躍されている方の研究とあって、細部の表現に苦心の跡が見て取れますが、全てTwitter等事実を集めての検証となています。だからこそ、訴えている内容に真実味を感じます。また、元教諭の証言は、私の知らなかった情報であり、着飾ることを知らなかった高校時代こそ彼本来の姿ではないのかと思わざるを得ません。
8位 未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること (講談社現代新書)
著者:河合 雅司
発行日:2022年12月15日
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投稿者:Tsukutahito
前作と基本的に変わるところはないが
前作と基本的に変わるところはないが、説得力も変わらないところが素晴らしい。人口の減少は、移民を受け入れない限り決定的な事であり、それに対して成長戦略というのは絵空事であろう。国家存亡の危機にあり、グランドデザインが必要だが、今の政府からは望み薄であり、内閣が如何に変わろうが、総理が変わろうが、これは難しいのだと思う。「戦略的に縮む」ことが必要とされる中で、多くの人々や業界にバラまいている暇はないが、国家の大計を描く難事業は難しい。本書が正しい処方だとしても、それを正しく導くにはどうすべきなのか?意図的に縮む業種・業界も、生き残るために必死であり、これを延命させない処方は、なかなかの腕力を要求されるだろう。
9位 「会社四季報」業界地図 2023年版
著者:東洋経済新報社
発行日:2022年08月25日
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投稿者:室弘樹
定期購入
毎年の業界の動きのチェックで買っています。見やすく要点がまとまっていて良いと思います。
10位 経営×人材の超プロが教える人を選ぶ技術
著者:小野壮彦
発行日:2022年11月21日
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投稿者:ま
エピソードの掘り下げが肝
入社するのに最低30回(!!)面接があるスイスの人材評価会社OBが公開する面接技法。再現性はあるように思え、実践して練度を高めて行きたい。意見を聞くな、事実を聞け。そのためにはラポールを築きつつエピソードを掘り下げろ。このメッセージが全体の半分強を占める。志望動機聞いても意味無い(行動特性は見えない)ぞ、と。
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