2021年現在、長引くコロナで外出できない日々、、、
楽しみにしていた芸術鑑賞の予定もキャンセルしてしまった、という方多いんじゃないでしょうか?
そこで今回ご紹介するのは、石川瑛子さんの回顧展「血と、汗と、涙がデザインできるか」
今年の2月まで東京都現代美術館で開催されていたんですが、
なんと現在、その展覧会がオンラインで無料でみれちゃうんです!!
オンライン展示アーカイブ | イベント | 東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO (mot-art-museum.jp)
(東京都現代美術館公式リンク)
これならコロナを心配する必要もなく、展覧会を楽しめますね!
今回は実際にわたしがオンラインでみた率直な感想を交えながらご紹介していきます!
「血と、汗と、涙がデザインできるか」
石川瑛子とは?
1938年東京都生まれ。アートディレクター、デザイナー。東京藝術大学美術学部を卒業後、資生堂に入社。社会現象となったサマー・キャンペーン(1966)を手がけ頭角を現す。独立後もパルコ、角川書店などの数々の歴史的な広告を手がける。1980年代初頭に拠点をニューヨークに移し、映画、オペラ、サーカス、演劇、ミュージック・ビデオなど、多岐にわたる分野で活躍。マイルス・デイヴィス『TUTU』のジャケットデザインでグラミー賞受賞(1987)、映画『ドラキュラ』の衣装でアカデミー賞衣装デザイン賞受賞(1993)。2008年北京オリンピック開会式では衣装デザインを担当した。2012年逝去。
東京都現代美術館公式HPより
石川瑛子が資生堂に入社したときは、まだまだ男女平等が実現していない時代でした。
入社時に、『男性と同じ仕事と待遇を』と主張したエピソードからも分かるように、強い意志をもって仕事に向き合ってきた彼女。
日本の女性像、時代の変革を、広告を中心としたさまざまなデザインで実現してきたデザイナーです。
展覧会の概要
展覧会は大きく分けて3つに区分されます。
1.Timeless : 時代をデザインする
ジェンダー、国境、民族などの垣根を超えた大衆への訴えかけを行ってきた瑛子。
資生堂、角川書店、パルコ広告などの展示をみることができる。
2. Fearless:出会いをデザインする
世界へと活躍の舞台を広げいてく。デザインの表現領域を拡大し、舞台・映画デザインを通して彼女自身の唯一無二性がのぞける。
3. Borderless:未知をデザインする
民族、時代、地域など個別的な属性を乗り越えた未知の視覚領域をデザインしていく彼女。シルクドソレイユや五輪のデザインを通して、人間の可能性をどこまでも拡張していこうとする彼女の人生と重なる。
オンラインでみた感想!
実際にわたしもオンラインで展覧会をみてみました!
googleのストリートビューのような機能で、展覧会を見て回ることができます。

こんな感じです。
画面下にはインデックスを表示させることもでき、見たい展示まですぐ行けました。
ただ、パソコンだと、クリックしながらスライドする作業が結構面倒で、
画面の大きさが気にならない方は、スマホかタブレットでみることをおススメします!
唯一残念だったのは、拡大しても説明が読めない展示があった点です、、、
大まかな展示の説明はHPから見ることはできるんですが、展ごとの説明があればもっと良かったなと。
まぁ、無料なのでそこは少し我慢ですね。
個人的に特によかったのは、角川書店の展示。
わたし自身本好きということもありますが、瑛子さんを通して本がインテリ層だけの堅い娯楽から、若者にまで普及するファッショナブルなものになったのは、感慨深かったですよね。
わたしも内容など知らずとも表紙のデザインが好みで本を買うことがあるんですが、その購買行動を促すデザインを作り上げた原点の方だったんだなと。
他にも衣装デザインや映画など、多岐にわたる展示でずっと楽しめるものになっていました。
思わず、実際に現代美術館に足を運んだ感覚になりました!
さいごに
いかかでしたか?
ぜひ、オンライン展覧会が終了する前に、石川瑛子さんが手がけた広告や作品を見に行ってみてください!!
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